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紅葉の鈴虫寺に

昨日、阪急の嵐山の一駅手前にある松尾大社の近くにある鈴虫寺へ行ってきました。

ネット情報ではこの日は並ばなくても良いとの事。

一度は行ってみたい寺だったので。

こちらはお寺に近づいた道、芦屋の様な山が直ぐ側にある事を思わせる川です。

 

こちらが鈴虫寺の参道入口。

石段に。

鈴蟲の寺とありますが、正式名称は華厳寺。

この石段を上がると山門があります。

 

ところが、その前に二十人余りの行列が出来ていました。

待つ事はないとの情報でしたが、観光バスが遠くに駐車していた事を思い出して嫌な予感。

待つ事の嫌いな私でしたが、たちまち行列は長くなって最後尾が分からない程に。

待ちながら撮った写真です。

右に居る人を避けて。

 

待つ事小一時間、ようやく退出する人達が門から。

山門から中へ。

左に並んでいる人が入場者。

しかし、綺麗です。

 

何故並ぶのか分かりました。

中は撮影禁止、百人以上が入る本堂にきちんと並んだ机、その上にお茶と和菓子、座布団が並んで。

住職の法話です。

落語が坊さんの法話が起源だと聞いた事があります。

滔々と話される説教はこの寺の起源から鈴虫を飼ったいきさつ、お守りの宣伝、それに人間の生きる道。

三十分以上は話されたと思います。

笑いを交えながらのお話は落語の起源だと再確認しながら、門前で三時間待った甲斐があったという人の意味も分かった気がします。

 

終わってお庭の散策、エスカレーターに乗せられて順に巡る感覚ですが、綺麗なのでまあ良いかと。

 

小さな小屋は茅葺きで土壁、茶室に見えます。

大きな庭ではありませんが、幾つか撮った写真です。

お話が聴け、水臭いながらもお茶と和菓子、小さいながら良い庭もあって500円の拝観料は高くはないと思います。

 

こちらは一人づつ福縁を自ら運んで頂けるという有難いお地蔵様。

日本で唯一の草履を履いたお地蔵様だとか。

法話の効用もあって皆さんお詣りです。

勿論私も。

 

こちらから松尾大社に回りました。

平日とあって屋台は閉まったままです。

まつおではなく「まつのお」と呼ぶのが正解。

鳥居の向う側に見える山にこちらの御本尊、御神体とも言える巨岩「磐座」があります。

この神社が建立される以前から地元民の信仰を集めていたという事で、日本最古の神社とも。

 

すこしですが紅葉も。

 

重盛三玲と言う昭和の大作庭家が設計した庭があります。

その一つ、曲水の庭。

あちらの建物は鉄筋コンクリートなので風情はありませんが、可成り思い切ったデザイン。

岩が御本尊である事を象徴するかの様です。

 

岩ではこんな所も。

苔蒸した水路に白い土塀と岩。

 

ぐるっと回ると「霊亀の滝」

三段になっています。

 

こちらは湧き水「亀の井」

霊泉として酒の元水として使われるとか。

亀の口から流れています。

 

神社と思えない建物もあります。

神仏混淆の名残かも。

 

もう一つ三玲の設計した庭「蓬莱の庭」があります。

のんびりした亀と大きな鯉は餌をくれる人と思って集まってきます。

餌は100円、霊験を頂いたお返しに。

 

ここ数日では一番天気が良く暖かい天候に恵まれた一日でした。

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紅葉の始まり:梅小路公園

古刹ではありませんが人気スポットとなった梅小路公園へ散歩に出かけました。

京都水族館はずっと人気がありますが、開設半年で百万人を超えた鉄道博物館は予想を超えて人気を博しています。

情報では紅葉三分でした。

 

色んな催事が行なわれる広場と広い芝生、川のながれる森、四季の花が咲く朱雀の庭も。

 

こちらは七条通に面した木立。

欅だと思いますが思いの外、綺麗な紅葉です。

黄色と臙脂。

 

催事が開催される事の多い広場の欅、

 

今時咲く花もありました。

 

勿論紅葉も。

紅葉は矢張り三分から五分といったところ。

良いグラデーションに。

 

朱雀の庭に面した紅葉は雨上がりの水滴が。

庭の囲いは風情が有ります。

 

水辺の森には黄変と落葉の大木が。

 

水が流れ、夏は川遊びをする子供で賑わいます。

赤く染まった所だけ撮影。

紅葉の見頃はこれから、まだ青い所が半分以上ですが。

それでもしっかり紅葉している所が可成りあります。

 

こちらは広い芝生の広場で遊ぶ子供達と京都タワー。

雨上がりで芝生は濡れている様ですが。

 

公園の南側はJR東海道本線、山陰本線、新幹線の列車が通ります。

好きな電車を見ながら昼食を頂いていると蒸気機関車が前を。

鉄道博物館が出来る前からあった体験乗車できるSLが運行されています。

 

こちらは公園の東側、鉄道をまたぐ陸橋の大宮通をバスが通過。

この公園ならではの風景です。

 

そして京都水族館。

イルカショーの最中で大きな音の放送が凄過ぎて遠ざかる事に。

 

古都の風情はありませんが、新たな観光施設として進化を続ける梅小路公園は京都市民にとってどんどん心くつろげる場になっていく様です。

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旧三井家下鴨別邸に

昨日、長く非公開であった「旧三井家下鴨別邸」が10月1日より公開される事になったので行ってきました。

場所はこちら。

左の賀茂川と右の高野川の合流点。

今出川通の賀茂大橋から撮っています。

向う側の森が本来の下鴨神社でした。

この森の少し奥にあります。

このデルタ状の土地は元々は境内でしたが、一部が市や民間の所有に。

右に流れる高野川の向うに五山の送り火の一つ「法」が見えます。

高野川の右側の土手は無名ながら桜の名所、長ーい桜並木が楽しめる場所。

葉が赤く色付き始めました。

この手前の橋を渡って下鴨神社方面右側「下鴨東通」を北へ。

沢山の金木犀が咲き、良い薫りを振りまいてくれました。

少し北に上がると二股に分かれた道があります。

下鴨神社の南の入口になります。

右の下鴨東通を行くと「下鴨茶寮」に。

左側の塀が目的地の「旧三井家下鴨別邸」です。

入口はこの鳥居の手前、左側に。

入館料410円也。

 

玄関棟から入り主屋に、座敷からの庭の額縁庭園。

白飛びしていますが。

庭に向っては撮影可。

調度や戸板絵は撮影禁止になっています。

縁側から三方を。

左にあるのは茶室。

右側。

 

茶室への渡り廊下。

 

池に注ぐ小川の先に小さな滝がしつらえてあります。

それも良く見ると奥にも。

 

庭に降りてみました。

主屋はこんな形です。

普通の三階建てではなく中三階もあります。

本三階は望楼閣、凝った造りは重要文化財ならではの価値があります。

二階から上は通常一般公開されていません。

11月9日から12月4日まで+390円で非公開部分が一部公開となります。

こちらは茶室、池を挟んで。

主屋も池を挟むと水面に映る姿も絵になります。

庭の苔が綺麗なのは手入れが行き届いているからでしょう。

三井家は三重松阪の出身で江戸に呉服屋を開設、その後仕入れの為京都に本店、大阪にも店舗を開設しました。

その後金融にも進出して財閥となったのは有名な話です。

京都の呉服関係から大きな財閥になったり、有名百貨店になったのは丸紅や高島屋など、三井もその一つです。

平日ながら人出も多めでどうしても人が映り込みます。

特別公開の二階や三階の望楼や茶室?は見てみたいものです。

 

バスで移動中、吊り広告で若冲展がある事を知り、京都市立美術館へ。

岡崎を流れる琵琶湖疎水縁の桜の葉も色付き始めました。

 

京都市美術館。

改修工事に110億円掛かるとか。

その費用の一部を捻出のため命名権を50億円で京セラに。

京都会館をロームシアターにしたのと似たパターンですが、市民に思い入れがあるので不満も出ています。

昔の様な紐の緩い財布を持った財閥は居ないので、市民が費用捻出はむつかしい。

声を挙げてくれただけでもあり難い事ではあります。

 

若冲の絵は墨絵が殆どで、圧倒的な細密画は少しだけでした。

しかし、その筆致は流石若冲お見事です。

12月4日までですが作品の入れ替えがあるのでご注意を。

有名な沢山の動物がタイル状に描かれた「樹花鳥獣図屏風」は11月22日から12月4日迄です。

 

入館料は1,200円。

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藤袴の咲き誇る朱雀の庭

台風の来る前、4日散歩に出かけました。

今京都で一番人の集まる公園「梅小路公園」の中にある「朱雀の庭」。

藤袴が咲き誇っているとの情報から。

 

梅小路公園には京都水族館や最近できた鉄道博物館が大人気で、広場も多い事から色んな催しが開催されます。

その一角に「朱雀の庭」があります。

こちらは入口にある建物で一階の一部はレストランで京風野菜をメインにした食事が頂けます。

他には貸し会場も。

手前には既に藤袴が。

二階が庭園の入口に。

庭園の入園料は200円です。

 

二階から見るレストラン。

手前にあるのは水槽。

外側に庭を見ながら食事です。

 

最初から高台からの眺望に。

朱ピンクに見えるのが藤袴。

 

松の下から。

 

石の通路。

 

壮観!!藤袴。

 

八ッ橋。

 

底辺を池の水に浸けたままの鉢で植栽されています。

 

遠望と重なって。

鏡の様な水面の向う川にあるのが殆ど百日紅。

もう少し早ければ一面に咲いていたかも知れません。

長い夏だったので。

 

花の名前は分かりませんが、紫の可憐な花も。

 

向うに見えるのは展望台。

 

奥を望んで。

面白い庭でしょう。

 

こちらは萩。

 

こちらは女郎花で向う側がレストラン棟。

 

この庭の続きに「いのちの森」があり、その入口。

森の上から眺める通路もあり、それぞれ季節に色んな小鳥を見つける事も。

 

JR東海道線や山陰本線が直ぐ近くを通っているので電車の音も良い心地です。

時折、蒸気機関車の汽笛も直ぐ近くから。

 

先程の写真からも分かる通り、紅葉の始まりも見受けられました。

 

朱雀の庭の出口の塀は趣があります。

 

京都駅から徒歩圏内、機会が有りましたら是非。

 

この日、本来の目的である行列のできる店へ、お昼を頂く事が。

少ない頃を見計らって行ったのですが、表には7人程度が。

二人だったので相席で早く座る事が出来ました。

 

こちらはこれ以上有名になると困るので店名は公表はしませんが、行けば驚かれる事受け合います。

新鮮さと安さと量と京風ならではの味、それに見事な店員さんの態度と手際の良さ。

日替わり定食800円、お造り定食1,300円、海鮮ちらし定食1,500円。

親方がしっかりしているからでしょうね。

遅かったので日替わり定食は売切れ、お造り定食を頂きましたが、刺身の種類、量とも驚きです。

味付けを楽しみ、大満腹で終了しました。

工房から歩いても15分程度。

中央市場の近くなので「魚河岸」が店名の前に付きます。

来られたらお教え致しますが、夜時間帯の予約はなかなか取れないそうです。

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藤田家住宅とロームシアター、平安神宮

工房の定休日「京の夏の旅」の一つに指定されている「藤田家住宅」に行ってきました。

場所は西陣、山名宗全の屋敷跡に建つ京町家です。

廃業された西陣織の産地問屋でした。

右側二階の窓は虫籠窓、一階は左側まで格子窓。

左側の格子窓の中は現在ではタタキになっていますが、営業時は畳敷きの店舗でした。

こちらの奥は江戸時代に創建された部分も残るのですが、生活空間で非公開。

公開されるのはこちらの写真からは左側にある昭和10年に増築された建物です。

国登録有形文化財に指定されています。

 

入口から入った表通り隣接する庭。

石のつくばい、壁の檜肌が良いですね。

 

廊下を通ると一部屋通り過ぎて天窓があります。

見た目には二階建てなんですが、物置に使う三階部分も。

壁には薄い杉板、その上には洪水で流れてきた太い松が張られています。

夏向きだけの葦障子も。

大きな天窓は一階まで太陽の光を取り入れてくれます。

 

この天窓の部分と表の庭の間に洋間があります。

椅子はワザと低め、和室との違和感を無くす為だとか。

暖炉の左右は欅の一枚戸板、見えませんが天井板と床板は凝った格子板になっています。

 

天窓から奥に向って。

和室が二間続き。

手前の部屋の畳をご覧下さい。

それぞれの真ん中に薄い影が分かります。

普通の畳に使うイグサはしっかり成長したものを使いますが、こちらは若いイグサを使うので細くて丈が短いので真ん中で織り合わせているのです。

目を近づけると驚いた事に見た事の無い目の細さ。

こんな畳は始めて見ました。

向う側の部屋の敷物は籐製、飴色になっていますが、後七、八十年すると焦げ茶色になるそうです。

 

手前の間の床の間。

 

奥の間は書院造りを模して建てられています。

その上の戸棚は銀箔張り。

その下の戸棚は金箔ではなく金泥塗りだそうです。

この襖の引き手は何と織機の杼(ひ)を模した凝ったもの。

奥の間にも床の間があり、付け書院まで。

正式な書院造りは避けられたもののそれに似た仕上がりになっています。

床の間のしきり柱は重厚な黒漆、青毛氈には普段保護する為の板が置かれています。

付け書院の窓は竹を極限まで細く切ったヒゴを使用しています。

表側から見ると。

真ん中の桟では節をつかって波の模様を描く懲りよう。

 

庭の向う側には表千家「堀内宗完」が「養心」と名づけた茶室があります。

室内は広めで四畳半だとか。

この右隣には蔵があり手前に置かれていたバケツは銅製でした。

 

二階には客を通す事は無かったそうですが、こちらも凝った壁があります。

壁紙の様に薄い杉の板を細い竹で押さえたもの。

何カ所かがこの壁に。

面白いものを見つけました。

昔の冷蔵庫です。

上に氷屋さんから買った角切りの氷を入れ、下で冷やすもの。

電気冷蔵庫の前は我が家でもこれでした。

 

手巻きの蓄音機も。

他にはコイル式のレトロな電気ストーブなど。

 

西陣織は帯の様に太めの糸で派手やかに織ったものの印象が強いのですが、細い糸で落ちついた生地も織ります。

所謂「名物裂」掛軸などに使う日本文化を代表する織物。

その屏風がありました。

少し端折ってはいますが全体の雰囲気は味わって頂けたと思います。

藤田家住宅の増築された小さな部分だけ公開されていますが、江戸期の一部が残る東棟も見てみたいものです。

 

この後改築なった京都会館を見学に。

現在は「ロームシアター」と名前を変えました。

全体です。

前の雰囲気を保持しつつ、奥の部分は変更され、会館の上部は変わった気がします。

廊下など打ちっぱなしのコンクリート柱は健在、雰囲気の急変は無かった様です。

 

会館の東にはレトロな京都市美術館の別館があります。

本日休館日。

この向い側に会館繋ぎの別棟があり一階には本屋さんとスタバ、二階にはレストランカフェの「京都モダンテラス」があります。

一階のインフォメーションにはソフトバンクのペッパーがお出迎え。

顔は合わせてくれるのですが、話は駄目なのと聞くと頷いていました。

 

我々は二階で昼食。

暑かったのですが、景色もいいのでテラスに。

ビールを頂きながらパスタを注文。

真ん中に見えるのが京都市美術館。

人がまばらです。

聞く所に寄ると月曜日は美術館や動物園が軒並み休館で人出は激減するとの事。

いい日だったのです。

味と料金は普通ですが、店員さんの気持ちが良い対応は二重丸です。

 

この後平安神宮へ。

鳥居を見るとその上に将軍塚の青龍殿が見えます。

展望台の景色は抜群でした。

手前は外国の方にもランドマークになっているポリボックス。

昔の市電も見えます。

 

暫く来ていないうちに様子が変わっていました。

神宮前の通りが一部歩行者専用に。

それにしても人は少なめ、月曜日だけでしょうが。

 

応天門。

中に入って本殿。

左側に右近の橘が見えます。

右側には左近の桜があるのですが。

中は八割以上が外国の方、ガイドの指示に従って二礼、二拍手、一礼していました。

 

京都の観光客は総量で増えていますが、日本人は減ったそうです。

その理由が外国人が多過ぎるからというもの。

確かに似てはいても雰囲気が違い過ぎるので違和感を感じるのは仕方ありません。

しかし、昔は日本人も欧米で同じ様に思われていたのです。

日本人は基本的には懐の深さを持って、是々非々をはっきりしながらお付き合いすべきだと思います。

日本人も、外国の方もそれぞれ馴れてくる筈。

 

平安神宮の駐車場です。

既に十台以上、殆ど外国人用です。

曜日には関係ないとか。

ツアー客が多いので周辺には繰り出さない様です。

 

それにしても日本人の少ない日でした。

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納涼:比叡山へ

凄まじく残暑の厳しい京都市内から涼を求めて比叡山に行ってきました。

比叡山は市内からすると10度は低いと言われていますが、ちょっと大げさかも知れません。

それでも吹き渡る風は心地良く気温の低さを感じます。

天候に恵まれ午前中は雲も少なめでした。

ドライブウェイの頂上近くにあった藤棚では珍しいものを発見。

藤の種。

なかなか手に入らないそうで珍味だそうです。

もちもちしているとか。

 

頂上付近では琵琶湖の南部と京都市内を遠望。

真ん中左の塔の様な建物はプリンスホテル、その向うには近江大橋が見え、遊覧船も出港した様です。

 

こちらは京都市内。

左下に平安神宮の大鳥居、その下の緑の屋根は美術館。

左端真ん中辺りの大屋根は東本願寺、工房はその直ぐ右側になります。

 

もう少し北側に振ると。

真ん中に左右に横たわるのは京都御苑、その左上の緑は二条城、御苑の下側の緑の線は鴨川です。

 

ガーデンミュージアムにするか、延暦寺にするか相談の結果、延暦寺に。

真言宗を除く仏教各派の発祥の地でもあり修学の地でもありましたが、信長以前は強大な権力を誇っていた事でも知られています。

京都の仏教界は今でも多少権力的ではありますが。

非協力的な宗派を襲撃する事は当然ながら、同じ宗派の三井寺も襲撃し恐れられていました。

今では考えられませんが、衆生の済度が至上になったのは武士の支配する世になった事の恩恵でもあります。

とんでもない悲劇を道連れに。

 

比叡山全体に有るお堂群の内、やはり密教的な魅力に富んだ根本中堂を見学に。

こちらは大講堂。

お詣りするお堂は沢山あるのでお賽銭が可成り必要。

平日ながら駐車場も可成り満杯気味で、人の少ない所を撮影するのが難しい程です。

外国の方は少なめで欧米系のみ。

 

大講堂の隣に鐘楼があり何回も音を聞きました。

参拝客が撞けそうです。

一打50円也。

勿論、夫婦でやりました。

思いっきり。

 

この後延暦寺の本堂である根本中堂に。

こちらのお堂はコの字型の廊下に囲まれた向いにあります。

手前が廊下。

その軒下。

 

正面から見ると。

向う側の青く光る瓦屋根が本堂、手前の唐風屋根は入口ですが本堂に行くには、入って庭の周りを廊下沿いに歩きます。

入口から中は撮影禁止。

本堂の参拝客が居る所だけは電気の灯りがついていますが、それ以外は蝋燭の灯りだけ。

御本尊の前には千二百年間灯り続けた「不滅の法灯」があります。

上からや窓からの光は全く無し。

護摩木供養の最中でしたが辺りは真っ暗で奥行も分からない程。

それも一段下にあり何とも荘厳な雰囲気がします。

 

この根本中堂の向いには急な石段。

その中途から。

この石段、角度は40度前後の様で踏み外すと大変です。

 

上がった所に文殊楼があります。

この文殊楼は二階へ上がれます。

しかし、この急で狭い階段を登る事に。

中は撮影禁止で、二階には文殊菩薩像と二体の二王像が安置してあります。

下の絵馬も合わせて勉学向上のお詣りが絶えない様です。

 

この後、駐車場横の土産物店で昼食、蕎麦の有名店ですが。

 

帰りに家内のこの夏たっての望みであったかき氷を食べに。

カメラを車に残してきたのが悔やまれる素晴らしく情緒のある店でした。

一条通烏丸角にある虎屋の姉妹店でその直ぐ西にある虎屋菓寮。

その「京都一条店」

店内も新和風の材木を上手く造った内装で、建物前後に日本庭園があり大きな窓から丸見え。

庭の奥にはお稲荷さんの祠や蔵のある落ちついた庭園が魅力です。

客も余り混み合っていない様子、余り知られていないからかも。

 

お薦めです。

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お盆恒例の下鴨神社:古本市

昨夜は五山の送り火でしたが猛烈な雨で中止になったと思える程。

雨の煙で殆ど見えない状態に。

関係者の皆さんお疲れさまでした。

観光客の方も残念。

 

 

ここ数年来お盆は定休日と重ならなくてもお休みにしています。

お墓参りは当然なんですが、この時期に開催される下鴨神社の古本市も楽しみにしていました。

 

我が家のお寺は小さめですが幼稚園もあり、声明の一派をなす古刹でもあります。

お庭には斜めに育った古木の柘榴。

綺麗な実が。

この木の向いには花梨も。

 

そして下鴨神社。

世界遺産です。

 

舞殿、幔幕?は十二支の文字が。

何回も来ているのにこれは初めて。

 

そしてもう一つ初めて目にしたのは古井戸。

御手洗の横に。

まだ使えそうです。

 

大鳥居の前では結婚式の記念撮影。

CMに使われるのか、本物なのか分かりませんが。

暑い日にこの着姿は堪えそうです。

外国の方の神前結婚も多いと聞いています。

 

そして古本市。

昔から競馬が行なわれた糺の森が使われています。

 

結構人は多めです。

最終日とあって、値下げしているお店も。

 

人の少なめの所を。

 

結構大きめの袋に500円で詰め放題というお店も。

文庫本は殆ど100円。

 

私は買う予定は無かったのですが、気になった美術書等が3冊で500円を。

重い!!

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茅葺きの里、再発見!

昨日、京都の北、京北町と美山町に野菜の買出しに行ってきました。

少し足を伸ばして美山町茅葺きの里へも。

 

茅葺きの里は稲穂の緑と山の緑に映えていました。

 

丁度、里の入口になる民家の屋根の葺き替え工事が始まる所。

屋根はくびれた所から下が角度が緩くなりますが、それでも45度程度はありそうです。

屋根上部にある「雪割り」や「馬乗り」が外される所。

千木ちぎとも言います。

数年に一度の珍しい光景に出会いました。

 

屋根は国の許可が無いと触る事が出来ませんが、中の改装は割と自由だそうです。

その為、現在、この集落ではかまどに木をくべる事は殆ど無いそうです。

そのせいで、屋根が煙に燻蒸される事が無くなったので、茅葺きの寿命が半分になったとか。

地元の質の良い茅も激減したのもその原因の一つ。

 

残すのも大変です。

そんな茅葺きの里の良い所をばっちりカメラに。

地蔵堂と一緒に。

 

こちらの花名は不明。

傾いた木の電柱に電球の外灯、トイレの空気抜きの煙突も昔の風景。

 

向日葵に似た花と。

 

初めて見た煮詰まった程満開な百日紅と。

 

こちらは民俗資料館、以前見学しています。

 

こうして見ると屋根の「雪割り」は全て五組ですが中には七組の大きな民家も。

この集落に二軒あるそうです。

 

青柿が既に実を結んでいます。

 

紅葉の若葉も繁って。

 

トウモロコシも立派に育っています。

 

ここで「小さな藍美術館」を発見。

上の七本千木のあった民家です。

料金は250円。

全館撮影可です。

ご主人は京都から数十年前こちらに。

藍の瓶があります。

染料の調整に日で染めの実演には遭遇しませんでした。

瓶の深さは1mはあったと思います。

右上に太い筒がありますが、これに生地を巻き付けて藍の液に入れて染めるのです。

この瓶の横に大筒に生地を巻き付ける道具があります。

縦に皺が入るのですがそれが縞となって染めつくのです。

重なって裏側になった所は染液に触れませんから。

これは浴衣になります。

 

「杢」と言う絞りは生地を端から端まで横に上下に縫う「縫い締め」が一反すべてに施されて染めます。

木目の様な仕上がりに染まります。

又「竜巻」と言う絞りは一本のロープに生地を縦に皺を寄せて巻き付け、その上に糸を巻き付け固定します。

太めのロープになった状態で染める訳。

こちらは乱れた直線的な縞模様、それに巻き付けた糸の跡が残るのです。

 

藍染めは日本以外でも古くから世界の各地で染められています。

貴重な逸品もありました。

半纏が幾つかあります。

この内こちらのご主人が40年程前に染められたのがこちら。

京都芸大の阿波踊り同好会のものだそうです。

こちらは日本の伝統的な型染めと筒描き。

浴衣地や着物の作品と一緒にバティックも。

 

こちらは既に消滅した有松絞りの珍品。

ロープ状になっていたので「竜巻絞り」だと思っていましたが、捻りを加えて染め上がりが菱格子になっています。

生地の寄せが緻密に計算されたとんでもなく手間の掛かったものです。

この一点だけを見るだけでここに来た甲斐があるというもの。

工房でも十年以上前に染めた今は消滅した有松絞りを使って染めたものがありました。

竜巻絞りにひねりを入れその上に縫い締めを入れたと言います。

折り込んだ構造は絞りの染屋も分からないと言う不思議な絞りです。

柄の中にあるのは木版摺。

東京のお客様にお買上げ頂きました。

こうして伝統の技法が失われていきます。

 

こちらは中国の板締め。

右手前に版木があります。

生地を畳んで折り版木で挿んで染め付ける夾纈(きょうけち)です。

 

こちらは南米のものだと思います。

一目絞り。

珍しいオランダのバティックもあります。

バティックの故郷インドネシアを植民地にしていたのでその技法が伝わったのだと。

 

ここには正倉院の三纈である、臈纈、纐纈、夾纈が揃っています。

小さいながら見応えのある美術館でした。

 

帰りすがら撮った写真では屋根修復の一段階は済んだ様でした。

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圧倒される百合園

丹波篠山は丹波栗や黒豆の産地としてだけでなく、歴史的な城下町としても多くの観光客が訪れます。
私達も何回ここを訪れたか数えきれない程。
その丹波篠山に百合と紫陽花を見せる所があると聞き及んで行ってきました。
場所は篠山城跡の真北200m程に緑の生け垣に囲まれた一角があります。
「玉水ゆり園」です。
表の様子からはそれほどとは思わなかったのですが。
入ってビックリ!!圧倒されました。
日傘を指している方からも分かる通り
花の背丈が長い!!
圧倒的な量です。
花園は生け垣に寄って四面程に分かれています。
その最初がこれ。
こちらも。
太陽に向って少し傾いているのもわかります。
黒百合でしょうか。
それぞれ近づいて撮ってみました。
オレンジ。
白。
緋色。
レモンイエロー。
こちらの面は作付けを遅らせたとか、一部しか咲いていません。
緑が多いので、先日ご紹介したイングリッシュガーデンに雰囲気が似ています。
百合そのものも、この一面は低めです。
次に行ったのは紫陽花の場所。
百合程圧倒される量はありませんが、この時期の代表花。
色や形も数種あります。
池面をバックに映えます。
可成り省略しますが、他の面の百合がこちらです。
配色を考えて植栽されいるのが良く分かります。
咲き終えたこちらの球根は全て破棄されるそうです。
残った球根は大きさが一定しないので、新たに仕入れた物しか使わないとか。
破棄の時期をこまめに調べておくとその球根は頂けるそうです。
ピンク。
サーモンオレンジのぼかし。
如何?堪能されましたか?
百合は60種、10万本。
篠山城の井戸水の水源地「玉水」が園内にあります。
ホムペはこちら。
百合園079-552-6316 経営する(有)デカンショ村079-552-0884
最後にオマケ。
田んぼの一角に並んでいた案山子群。
丹波篠山面白い所です。
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旧琵琶湖ホテルとイングリッシュガーデン

昨日、薔薇の花が綺麗だという大津館イングリッシュガーデンに行ってきました。
JR湖西線大津京駅から歩いて15分、足を鍛える為徒歩です。
現在の大津館は旧琵琶湖ホテル。
昭和9年に大阪中之島公会堂などを手がけた建築家岡田信一郎氏によって建築されました。
桃山風破風造の建物は半島に近い地形で綺麗な砂浜であった柳が崎とマッチし高級ホテルとして庶民羨望の地位を確立していました。
前景です。


先ずは隣接するイングリッシュガーデンへ。

英国の方はアーチがお好きですが、それが英国風を醸し出してお洒落さを引き出しています。
幾つかの門の様なアーチをくぐり抜けますが、それぞの中庭も綺麗に。

咲き始めたばかりではないので枯れ始めた花も混じります。
まだ蕾も。

二つ目のアーチ。

塀に咲く花。

こちらの花は何と言うな名前なのか。
花等に名札はありません。

こちらの中庭。

芝の上は布団の上を歩く様な気分。
奥には一際輝く様な若葉の木が。

こちらは携帯の待ち受け画面に。

奥へ進と藤棚の様なアーチ。

入ります。

英国風のノットガーデンです。
ノットというのは結び紐の意味、西洋の庭で良く見られます。

ぐるっと回って。

こちらから旧琵琶湖ホテル全景を見ると。


こちらからまだ奥があります。
琵琶湖沿いの花壇には薔薇等が。

こちらは楕円形というか細長い形の紫陽花でしょうか。
葉形が違う様に思いますが。

又、棚型のアーチをくぐります。

池には橋が架かっています。
鳥小屋も。

遠くに見える浜大津には噴水が見えます。
新琵琶湖ホテルはこの辺りにあるそうです。

こちらのガーデンなかなかのもの。
まだ奥があります。

薔薇が美しいですね。

またアーチです。
左上に青っぽく見える所には鐘が吊ってあり、その下には二人が交互に座れる椅子が置いてあります。
愛の場所という訳。

各種の紫陽花等花は爛漫です。
こちらは「モネの睡蓮」の様な景色。

庭に咲く花をお楽しみ下さい。
黄色の薔薇。

ちょっと変わった薄紫の薔薇。


これは名前が不明、面白い花です。


お馴染みローズピンクの薔薇。

このイングリッシュガーデンの入場料は320円、小人と65歳以上は160円です。
イベントは盛りだくさんに開催されてるそうです。
近くなら行ってみたい所です。

本館とも言うべき大津館は入場無料。
ホテルだった各部屋は会議や小さな展示会に使う事ができます。
売店やレストランがありました。
昼食をこのレストランでと思ったのですが、満席の案内。
中はガラガラなのに。
入口で固まってどうするか考えていましたがレストランの店員達は知らん顔。
この辺りの心遣いが解せませんね。
結婚式も出来るそうですが、ちょっと心細い気も。

終戦直後このホテルは進駐軍に接収され米軍の宿泊所に。
進駐軍の撤退後再び賓客を遇するホテルに戻りましたが、平成十年に新しい琵琶湖ホテルが浜大津にオープン。
可成りの調度品が新ホテルに移されました。
その為、多少は貧相にはなっていますが、破風造の重厚さがそのまま保存されています。

琵琶湖に突き出た桟橋は琵琶湖汽船の発着所となっています。
面白い所ではありました。
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