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遊そぞろ

京町家 染工房 遊のブログ

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檜扇の振袖:着姿拝見しました

お客様から振袖の着姿写真を頂きました。

公開のご了解を得たのでご披露します。

 

折角なので彩色などの工程も御覧下さい。

地色は濃度と深みを抑えた明るめの緋色。

図柄は古典の象徴の様な「檜扇」紐房は暴れ気味に。

生地は濱縮緬、南久さんの「雲影」

糸目は友禅らしい白糸目に。

糊で伏せた白い部分を彩色しています。

手前が上前部分。

近づいて。

こちらは右前の袖。

 

もう少し彩色が進んで。

手前が左胸、向うが上前です。

近づいて。

京友禅らしい暖かな配色ですが、ご希望の通り優しい色合いに。

 

彩色が終わると、大きい場面ではありませんが摺疋田も入ります。

三枚型の型紙を使って既に終え、縁の目消しをしています。

 

拡大です。

疋田の縁に目消しが入ると質感がグッとあがります。

 

仕上げの蒸しや揮発水洗、柔軟整理が終わると箔の加工。

艶消しのちぎり箔で。

 

そしてこちらが着姿です。

袖を見える様にされたのはご本人のご希望、写真屋さんが撮った事のないポーズだとか。

既に何度か御召し頂き、お茶会の皆様などお誉めの言葉を頂かれたそうです。

喜んで頂けたのは染屋冥利に尽きます。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

久美浜温泉:すずらん

定番の温泉は近場であれば市内の「竹の郷」、ちょっと足を伸ばせば「日吉」と決まっていました。

今回は久しぶりにちょっと遠出。

 

京都の最も北西にある久美浜町、神の温泉「すずらん」へ。

建物の写真は普通なら撮影出来るのですが、今回は撮れませんでした。

と言うのはガレージに入れようとした途端にお出迎え、帰りは二人並んで車が見えなくなる迄お見送り。

撮影するチャンスを逃しました。

三階建ての小さな温泉宿ですが、女将さんと娘さんらしきお二人は常に自然な笑顔。

これが何よりのごちそうです。

結局撮影したのは部屋に隣接する露天風呂だけ。

久美浜湾も遠目にしか見えないのですが、掛け流しの湯は一晩中湧いています。

これはもの凄く気持ちが良かった。

大浴場と露天風呂は三階に。

建物に合わせて小さめですが、久美浜湾が遠目にのどかな里山の緑が癒してくれます。

足湯が玄関に。

料理は年寄に合わせた様な懐石で、それぞれ少なめでしたが食べきれませんでした。

味付けも見た目も素材もすべて◯。

ビールが大瓶で出てきましたが、中瓶の方で良いかなという程度。

 

「遊」の独断採点
泉質:7.5(すべすべではないけれど後から感じる肌の心地良さは◎)
設備:7(トイレや洗面所もグー、こじんまりした大浴場と露天ですが部屋付の陶器風呂は最高)
接客:9(自然な笑顔と自然な接客は心地良い)

 

二度と行きたくない温泉も多めですが、こちらは次もと思わせます。

駅から近いので次回はJRかな。
 

詳しくはすずらんのホムペへ。

 

実は今回、丹後半島を一周しながら久美浜に。

途中の観光ポイントもご紹介します。

先ずは天橋立。

ケーブルカーで上がった所。

世界遺産にというだけあって外国の方も。

これが天橋立。

左側が宮津湾、右が内湖となる阿蘇海。

世界遺産となるには阿蘇海の水質を上げないと無理かも知れません。

濁りか砂が写っているのか、汚く見えます。

阿蘇海には長く工場排水が流れ込んでいた歴史もありますが、急激に浄化できたと言う話も聞きません。

 

例によってこんな所も。

インスタ映えするからでしょうね。

 

こちらは天橋立のマスコット「かさぼう」

記念撮影には絶好ポイント。

 

若狭湾に浮かぶ神の島「冠島」が遥拝出来る場所も。

 

降りる時はケーブルカーではなく選べるリフトで。

こちらは爽やかな風と緑を満喫、下からの高度差も余り無いので高所恐怖症の方でも大丈夫。

間違いなくこちらがお薦めです。

 

次に行ったのは舟屋で有名な伊根。

伊根湾を見下ろす高台にある舟屋の里公園に。

潮の満ち引きが少ない若狭湾だからこそ舟屋があります。

その上、湾の入口真ん中に青島があって防波堤の役をしているからです。

こちらはその青島の前を通る遊覧船。

カモメに混ざって鳶がエサを求めて舞っています。

こちらの公園でも弁当を広げて鳶に失敬されない様注意書きがありました。

なるほど、上空に居ました。

 

経ヶ岬から丹後町竹野へ。

昔来た事のあるキャンプ場「てんきてんき村」の横に道の駅があります。

そこで買ったのが「赤ワイン塩」

天橋立ワイナリーの赤ワインとこの道の駅近くの網野で作られる塩をブレンドしたもの。

美味しそうでしょう。

上にチラッと見える小さなボトルがそれ、ちょっと高めかも知れませんが手間の掛かったものは仕方ありません。

じつはこの場所以外の道の駅でも必ず販売していました。

人気商品なのかも。

 

「すずらん」に宿泊した次の日、久美浜を散策。

久美浜は綺麗な街でした。

ゴミも少なく綺麗に整備され、訪れた人を暖かく迎え入れるのは久美浜の人の人間性なのかも。

こちらは沿岸交易で財を成した豪商稲葉本家の建物。

公開されていました。

面白いのは家紋入りの駕篭。

未婚の女性がこれに入ると幸せな結婚が出来るとか。

正に豪邸で京都の名作庭家「佐野籐右衛門」に作らせた庭園。

同じ様な規模の庭ももう一面ありました。

こちらは何故ここにあるのか分からないという古田織部のキリシタン石灯籠。

二階からの景色も絶景でした。

豪商稲葉本家のホムペ

 

次に行ったのは久美浜湾に面した如意寺。

こちらは仁王門、両脇に赤い仁王さんが安置されています。

こちらは二重塔に見える不動堂。

古刹の良い趣です。

境内も綺麗に清掃されていて気持ちが良いお寺。

こちらは本堂。

取って付けた新しいしつらえは蝋燭を灯す場所、火の用心の為だった様です。

こちらは山野草なども植栽、名前のプレートも付けています。

余り見た事の無い花もありました。

サンショウバラと言うらしい変った花です。

京都以外でこれだけ綺麗にされた寺は余り見た事がありません。

地元の方の愛着が感じられ清々しさも伝わってきます。

ホムペ

 

最後に回ったのが「丹後ジャージー牧場」

入口に子牛。

食べ物が足りないのか、羽目板をかじっていました。

黒い舌で舐めながら。

こちらがレストラン「ミルク工房 そら」

ソフトクリームを頂き、この前にあるテーブルで。

だんだんと匂いが鼻に付いて来たので早々に退散、それもその筈直ぐ側に牛舎がありました。

見学も出来るそうです。

ホムペ

 

良い温泉に巡り会いました。

「遊」の温泉めぐり | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

雲立涌の初着と付下:記念写真

お客様のこだわられたのは「雲立涌」

立涌は縁起の良い柄だと知っておられたのかもしれません。

鯉が龍に昇華する様に、ハマグリが年を経て昇華したものを「蜃しん」と言います。

その蜃が気を吐く様を立涌に表しています。

縁起の良い所以です。

その気が楼閣を描くと考えられたのが蜃気楼です。

 

その立涌に雲を配してより縁起の良い柄になったのが「雲立涌」という訳。

お宮参りの記念写真を頂いたのでご覧下さい。

公開のご了承を得ています。

 

赤ちゃんです。

初着は雲立涌に藤、牡丹に菊を散らしています。

しっかりとしたお顔はこれからが楽しみ。

 

お家族のお写真も頂戴しました。

お兄ちゃんは以前に五つ参りでご紹介しています。

唐獅子の羽織や金箔の袴も工房の作品です。

 

このご家族にはおばあ様に当たる方からのご注文なんですが、雲立涌の付下を一緒にご注文頂いています。

その写真も頂きました。

後姿から。

見事な着姿です。

着物のおかげで細っそり見えると仰って頂きました。

有難いですね。

 

上前の柄がこちら。

「雲立涌に鳳凰」

雲は上と下で濃淡をつけています。

 

そして前からの着姿。

 

この図柄に合わせた注文頂いた手描き友禅のネクタイとトートバッグはこちらのブログでも紹介しました。

こちら

 

来月に「お食い初め」があるので絽の生地で初着を制作中です。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

グータラ犬の行灯

JUGEMテーマ:わんこ

今回の行灯はちょっと変っています。

見た目の通りワンちゃん。

まるで「グータラ」しかもちょっと歴史的。

これが誰だか分かりますか?

「かまど」に琴、法衣。

「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず」の一文で有名な方丈記の作者「鴨長明」です。

方丈記はで日本を代表する随筆の一つ。

下鴨神社の境内にある摂社の河合神社に復元された方丈があります。

こちらのブログでも紹介した事も。

方丈とは一丈四方(約3m四方)と言う意味で、小さな小屋だったのが分かります。

鴨長明は下鴨神社の禰宜の息子でありましたが、方丈自体は伏見の日野にあったとか。

出世が叶わず、出家して隠棲した姿です。

 

夜行灯。

今迄に無かった行灯になりました。

お客様から「これ何?、これ誰?」の声も。

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虹の湖に萌える青紅葉

JUGEMテーマ:旅行

昨日は野菜の買出しに京都の紅葉の名所「高雄」を通り抜け、京北町へ。

そこでたっぷりと野菜を買い求め美山へ。

京北町ではたっぷりとした量の蕨を。

美山では特産のソフトクリームとここでしか買えない美山牛のベーコンを手に入れました。

途中、京都の奥座敷の緑を堪能してきました。

一番最後にいったのが大野ダム湖。

「虹の湖」の別名でも呼ばれています。

桜ともみじの名所でその時は露店が出て賑わいます。

 

昨日は人の姿が殆ど無し、弁当を広げて緑を楽しみました。

濃い松と色が混じった桜、それに澄んだ若葉色の紅葉が立体感を演出してくれます。

遠くの山々も良い借景に。

こんな景色が独り占。

貸しボートも昔はあったそうですが、もっと沢山の人が訪れて良い良い所です。

 

青紅葉も良かったのですが、道中自然に生えた藤を沢山見つけました。

それもうんざりする程。

良い季節です。

そぞろ歩き | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

5月の定休日のお知らせ

遅くなりましたが、五月の定休日をお知らせいたします。

 

 

よろしくお願い申し上げます。

 

染工房 遊    

「染工房 遊」からお知らせ | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

古着再生:日傘に

先日発表した手描の日傘、濃い地色の追加を制作中古着の再生に日傘という注文が入りました。

古着のシミ落しなどはよく依頼を受けますが、日傘は初めてなのでご許可を得て公開します。

 

その前に、先日の続きの濃地の日傘を御覧下さい。

恋猫、臙脂色に染めて。

 

もう一つは浪兎。

日本では珍しいチャンチンローケツを使っています。

焼けの起きにくい反応染料なので太陽の下でも安心です。

発売記念にこちらも8,800円(税込)という超特価です。

 

お預かりした着物は加賀友禅の色留袖、反物状態でした。

未使用ながら見事に日焼けして。

裁断を御覧下さい。

花の名前は分かりませんが、柄のある所をメインに切り取ります。

 

日傘に必要なのは主に8枚の三角布。

すべての裂の縁を金泥描きを施します。

これで糸のほつれは出てきません。

 

ミシン掛けの為に折り曲げアイロンで固定するなどの後、ミシン掛けに。

 

色留袖なので8枚全てに柄が入りません。

出来上がりの言わば後側。

 

とするとこちらが前側に。

豪華な日傘が出来ました。

 

反物状態であれば日傘の料金は7,000円(税別・送料別)

仕立上がりの着物は別途費用が入用です。

他に撥水加工もオプションで可能です。

お問合せは電話かホムペのお問合せのぺーじから。

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スマートフォン入れが出来ました

メガネ入れは既にブログで紹介していますが、お客様の要望からよく似たスマートフォン入れを作ってみました。

表の生地は勿論、裏も無地の絹、二重に縫製しています。

 

こちらは北斎の肉筆画で左は「二股大根を担いだ大黒天」右は「雷神」

北斎には風神の画もありますが、雷神図は既に日本にはないので何年かに一度里帰りを待つしかありません。

宗達の雷神は少し漫画的ですがこちらは恐ろしくて絵画的。

惚れ惚れする作品です。

 

こちらは小物用に作った小紋柄、そして同じく北斎の龍図。

 

フクロウと影から手毬にちょっかいを出す黒猫。

フクロウの反対側は後ろ向きになっています。

 

メガネ入れにスマホを入れようとするお客様が何人も居られたのですが、ちょっと無理でした。

そんな訳で、大きめに作り入る様にしました。

 

大きさは縦が約17.5cm、横は9cmですが横の伸縮性があります。

価格は950円です。

 

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