京町家 染工房 遊 遊そぞろ・blogのページです。メインコンテンツにジャンプします。

遊そぞろ

京町家 染工房 遊のブログ

あなただけの一枚をつくってみませんか?お気に入りの一枚を染工房 遊がおてつだいします。京町家 染工房 遊

<< April 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

ここからメインコンテンツです。

遊そぞろ遊そぞろ

彦根城博物館へ

ストロボ無しであれば撮影可能という事で幾つか撮影してきました。

昨日の続きです。

こちらが彦根城博物館。

表御殿を復元したもので一部鉄筋ですが木造部分と分かれて再現されています。

井伊家に伝わる国宝として名高いのが彦根屏風。

正面に展示されていましたが、こちらは多分レプリカ。

本物は4月14日から一ヶ月程展示されるそうです。

展示品は全てガラス越しなので照明が映つり邪魔していますが。

結構大きな物です。

 

井伊直弼は大老の職にありましたが、沢山の指令の為の文書を残しています。

歴史を垣間見る文書です。

こちらは井伊直弼の肖像画。

清涼寺は京都の嵯峨にもあるお寺の名前ですが彦根の清涼寺は直政以来の井伊家の菩提寺。

直政の戒名から付けられた名前で、その地は三成の有名な家臣「島左近」の屋敷跡と言われています。

 

こちらは本物の赤備えの鎧。

 

井伊直政が活躍した関ヶ原の戦いで使われたという旗。

 

井伊の家紋入りの鞍。

 

井伊家は能の保存発展に寄与した事も有名で沢山の能衣装が有名ですが、能面も。

近代の名工中村直彦も井伊家の保護を受けていたそうです。

 

能衣装では長絹柳に桜尾長鳥文様。

唐織の白黒の生地を継いだもの。

こちらは女性を示す衣装だとか。

 

藩主の居間からの庭、良く出来ています。

反対側。

藩主が生活していた居間、御座の間。

藩主くつろぎの部屋、御覧の間。

こちらには小さな瓢箪型の池、側に梅が咲いていました。

かなり複雑に建てられたのは敵の攻撃を避ける為でしょう。

再び展示館へ。

こちらの琵琶は春山と銘された四弦の楽琵琶、江戸時代に制作された山水を描かれたもの。

 

こちらの笙は室町時代の作品、青鸞(せいらん)と命名されたもの。

青鸞とは鳳凰の一種、徳のある天子の兆しに桐の木に現れる瑞鳥。

ぜんちょう40cm程の小さなものです。

 

こちらは雅楽でも余り知られていない鼓の一種「羯鼓かっこ」

台に乗せて演奏されますが鼓と大きさは余り変わりません。

撥(ばち)を使って叩くので演奏法が違います。

 

もう一つ面白いものがありました。

将軍、徳川綱吉が描いた掛軸がありました。

桜樹馬図。

 

時期に寄って展示物も変わる様です。

珍しくカメラ撮影もできる博物館、お薦めです。

帰りのお堀、桜まつりの灯篭行灯も所在無さげでしたがお城を満喫しました。

そぞろ歩き | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

直虎繋がりで彦根城に

昨日は大河ドラマのおんな城主直虎に因んで彦根城に行ってきました。

行きたかったのは彦根城博物館なんですがそちらは明日に。

 

散歩も兼ねて車を使わずJRで。

駅前の銅像は初代彦根藩藩主井伊直政。

大河ドラマではまだ小さい子供ですが、徳川家康に仕え武勲等により石田三成の居城佐和山城を得、後に彦根城建築を計画したが存命中には果たせず、息子の直孝が果たしています。

 

そんな彦根城はお堀が大きい事も有名、なおかつ美しいのです。

彦根は4月1日から「桜まつり」を開催していますが、今年は寒気が強くまだ蕾のままです。

手前の枝が桜。

優美!

 

最初に行ったのはキャッスルロードと言われる町家が並んだ街並。

色んな店があります。

欅並木も整備され、平日と言うのに結構な人出。

駅はそれほどでもなかったので車の客が多いのかも。

 

こちらで昼食をとりましたが、行列の出来る店も。

「ほっこりや」さん、看板には「比内千鳥 日本一親子丼」と。

テレビで見た気がします。

ちょうどその隣に咲き始めた桜も。

 

食事の後彦根城の天守に向います。

こちらは内堀、大手門跡の橋。

こちらから城に侵入します。

丁度観光船が橋の下を。

この船の屋根は橋桁の高さに合わせて調節されていました。

 

坂を上がっていくと目前に廊下橋。

いざという時はこの橋を落としてしまうのだとか。

橋の手前右側から廻り込んで橋の上に。

左右一対になっている所から「天秤櫓」と名前が付いています。

この櫓の正面、二つ並んだ窓を憶えていて下さい。

この天秤櫓は重要文化財で普段は非公開ですが、7月まで公開されるとの事、入ってみました。

右の櫓から。

中も撮影可。

この櫓の階段。

この隣に現代の名工達に寄って復元された赤備えの鎧が展示。

櫓の中。

先程憶えておいてと言った窓は中から見ると。

もう一つ面白いものがありました。

1600年に製造された地球儀、オランダが作ったものだとか。

 

そして本丸前にある太鼓櫓、こちらも重文。

 

この門をくぐると国宝彦根城の天守閣があります。

ひこにゃんと。

こちらは満開の八重の梅を前景に。

土日だとこの入口の前にも行列が出来ます。

お城の造りを見る天井の骨組み、松の曲がりが生かされています。

中に入ると62度という急角度の階段で渋滞。

人の流れを良くする為か展示物は一切無し。

最上階へ。

こちらは唐風(はふ)という屋根の中に作られた隠し部屋。

狭間(ざま)と呼ぶ敵を狙い撃ちする隙間もあちこちにありました。

こちらは天守の最上階からの琵琶湖の眺め、肉眼では比良山の雪も見えていたのですが。

 

あすはストロボ無しであれば撮影可能だった彦根城博物館を紹介します。

 

そぞろ歩き | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

超可愛い半幅帯ができました

七つ参りの際に十三参りの着物を制作、揚げを上手くして着付するお客様が可成り居られます。

体型の違いは当然なんですがそこは魔法の衣である着物。

責任を押し付ける様ですが、着付師の腕の見せ所でもあります。

そんなお客様のお孫様がご本人なんですが、着物大好き。

その上に日本舞踊も。

化繊の着物も仕立てましたが、工房の振袖も揚げをして仕立てています。

しかし、化繊はまとわりついて踊りがし難いとのたまうそうです。

 

今回そんなお孫様に作ろうとされたのが半幅帯。

両面の手先、右巻きでも左巻きでも前に柄が出る様にしました。

彩色の場面がこちら。

向う側に見えるのが手先の柄、そして片側四つずつ柄があるのが前になります。

「こっぽりに小兎」です。

前に二つのこっぽりと小兎出る様に。

地色は深みの赤と黒に近い黒鼠。

蝋で堰をして二回染め替えをして地染めするので地染めだけでも可成り手間の掛かった帯です。

 

彩色の反対側から撮影すると。

こちらも向う側に反対の手先が見えます。

 

気分次第で前を四回変更出来るという訳。

 

彩色の拡大。

糸目は金。

一般には使われないのですが、お洒落さは上がる手法です。

 

仕立て上がるとこんな風になりました。

この帯を締めて踊る着姿を見たいものです。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

みやこめっせは着物花盛り

昨日は京都の伝統を紹介する常設の施設や伝統産業の展示会が行われる「みやこめっせ」に行ってきました。

目的はこちら。

産業技術研究所の創設100周年記念の作品展です。

この研究所は染色試験場が他の施設と一緒になって名前が変わった施設。

着物の染の色んな事故の原因を調査してくれる場所でもありました。

同時に後継者育成の事業も昔から続けているのですが、こちらの研修を受けるのだけでも能力基準が高いのでも有名。

その研修を受けた卒業生の作品展です。

 

実は息子が作品を出品していたので見学に行った訳です。

作品数はそれほど多くはありませんが、作品の質は可成り高めでした。

勿論撮影禁止なので撮ってはいません。

みやこめっせB1が会場でしたが、一階では京友禅手描作品展も開催。

こちらでは工房の下職の二人の職人さんが実演を公開していました。

他の催しと同時開催なので大きな会場で、着物姿のご婦人も沢山。

京都をにぎわす「なんちゃって着物」は皆無、みやこめっせの周辺でも見かける事が無いと言う快挙。

 

地下の京都伝統産業ふれあい館ではテレビで紹介された「魔鏡」や気が遠くなる様な細密な「象嵌」等の実演が公開されていました。

これには感動!!

舞妓さんの踊りも。

いつも実演されている訳ではありませんがこちらはお薦め。

知人に何人かお会いしましたが、京都市長も着物姿で各会場の視察です。

 

この後、みやこめっせ近くにある東山の錦市場と言われる「古川町商店街」に行ってきました。

日曜日の昼間とあってシャッター街に近いのですが。

細い露地の様な道。

このなかで最近開店した面白い店がありました。

ワタ-ハナ「WATA-HANA」何の店だと思います?

綿菓子の店です。

紅茶味の綿菓子を頂きましたが、結構いけます。

向いの店でちょっと一杯引っ掛けて地下鉄に向ったのですが、崩れて消える事もなく。

ただ、価格は高めです。

 

こちらは全く関係の無いハーレー三輪車、あこがれ!!綺麗です!!

神宮前通りで見かけました。

もう一つ、快晴の19日、帰宅後日没の光景が綺麗だったので撮影。

 

楽しい一日でした。

 

「遊」のちょっと良い話 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

工房の行灯:遊にゃんの花見団子

寒い日もありながら春の気配を感じるこの頃、工房の行灯が春を先取りしました。

「遊にゃん」の「花見団子」

昼です。

この行灯を背景に記念撮影する方も。

キャーキャー声が聞こえてきます。

 

夜は。

早くお花見がしたいものです。

 

- | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

猫写楽

今や猫はペットとして大人気ですが、工房では「遊にゃん」と称してトートバッグやポーチを制作しています。

 

片や浮世絵師の写楽は人物像が不明ながら独特のモチーフが人気となっています。

その中でも一番知られているのがこちら。

役者名は大谷鬼次、演じるのは奴江戸兵衛と言われていますが、知っている人は余り居ません。

この浮世絵を猫ちゃんで表現した帯を制作しました。

 

中途からご覧下さい。

図柄を蝋で白抜きし下絵が済んでいます。

前は既に仕上がり済。

 

徐々に描き上がります。

使うのは顔料。

 

髪の毛も精細に。

 

染め上がった帯、前から。

遊小紋「江戸の粋」の図柄から流用しました。

 

こちらは太鼓。

 

ところでこちらは何だと思いますか?

同じ猫写楽で帯に続いて染め上げました。

上は帯なので普通の染料で地染めしていますが、こちらの地染めは反応染料。

引き染で地染めする所は聞いた事が無いので珍しいとはおもいます。

全く染の工程や助材が違うので同じ様に染めるのは難しい染め方です。

1尺5分の生地の真ん中に柄置きしています。

 

反応染料は耐光性が非常に強いので服飾関係では当然の様につかわれていますが、手描友禅では皆無だと思われます。

手軽に色合わせが出来ない、条件で発色が変わる等不便さが際立っているからでしょう。

 

この生地は三角に裁断してあるものを作る予定。

出来上がったらご紹介します。

お楽しみに。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

梅の名所、山城青谷へ

3月に入ったからなのか京都駅も観光客で溢れていました。

奈良線も相変わらず、伏見稲荷へ行く人の多い事。

7日は平日にも拘らずです。

 

我らは梅まつり開催中の城陽市の青谷梅林へ行ってきました。

冷たい風が強く、陽が雲に隠れると寒の戻り様な寒さです。

ここ青谷梅林の梅も遅れ気味に見えました。

つぼみは多めです。

 

その上剪定が進んだのかも知れません。

 

梅まつりの会場は丘の上、寒風に吹きさらし。

テントでは地元の産品の直売。

梅羊羹を買い、お昼用に寿司も。

その横の梅。

 

こちらではおでんやうどんの暖かものとお酒を。

前回来た時より客は少なめ、寒さのせいでしょうか。

 

古木も多いので低い樹勢ながら趣があります。

 

天を撞こうとするかの様な若い枝は勢いが。

 

紅梅は少なめ、ほんの二輪だけ。

 

紅梅を見るとパチリ。

 

こちらの農機具小屋?は健在。

 

またまた見つけた紅梅。

 

軽トラに乗った地元のおじさんが近づいてきて「こっちの梅林が一番咲いている」と教えてくれた一角がありました。

なるほど広い梅林の梅が満開です。

もう少し上から撮影出来ると良かったのですが。

ぐるっと回っても沢山咲いていました。

梅のトンネルです。

最後に大満足。

 

山城青谷駅に戻って案内のオバさんに聞いて行ったのが歩いて少しの城陽酒造さん。

試飲させて頂きました。

大吟醸の澄み切った味もさる事乍ら、味の濃い「たれくち」と言う酒を買い求める事に。

重しを掛けて最初に垂れてきた酒だそうです。

これは美味い酒、お薦めです。

 

駅に戻ると驚いた事にお年寄りのグループが次から次へと。

人の事は言えませんが、私が一番若そうに思える程。

周りを気遣う良い年寄達に見えます。

皆さん元気でホッとさせる光景でもありました。

 

そぞろ歩き | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

素描の風神雷神、帯を制作

先日、お客様のご注文を受け、風神雷神の帯を染めました。

宗達の原画やそれを模写した光琳、抱一の風神雷神図が素材に。

その中でも宗達の風神雷神図も近い絵を希望されていました。

 

制作途中から。

手前がお腹、富士に松が関東腹、六つの瓢箪が関西腹になります。

富士に松は北斎が描いたらしい肉筆画を参考に、六つの瓢箪は無病息災(むびょうそくさい)の語呂合わせをテーマに。

 

お太鼓の拡大。

 

もう少し出来上がったところがこちら。

工房所蔵の図をプリントして参考に。

宗達の原画は深い色なので配色も同じ様に。

 

染め上がった帯の前が。

 

お太鼓。

黒雲も入ってそれらしくなりました。

両方の神様は余り大きく表現していませんが、可成り細密に描き上げました。

顔の表情、髪の毛や指先の爪など、自信作と言えます。

仕立てると左右が狭まります。

 

この後、男物羽織の額裏で真っ赤な地色に般若面を描く仕事が入っています。

 

糸目友禅では良い味が出しにくいのが人物像。

特に能面などの表情は線が入って色を工夫すると現代アートになります。

そんな帯も染めてみたいものです。

 

染遊々 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

<< | 2/151PAGES | >>