暑中お見舞い申し上げます

  • 2019.08.01 Thursday
  • 06:29

もの凄い暑さです。

そのせいか、道を歩く人も少なめ。

こういう時はかき氷が一番。

暑中お見舞い申し上げます。

 

工房の向いに数珠屋さんが経営する酒屋さんが出来ました。

試飲も出来るそうで美味しいワインもありそう。

そのお店でかき氷を始められています。

工房近くにお越しの際、お立ち寄りされたら如何でしょうか?

京の始まり船岡山と建勲神社

  • 2019.07.31 Wednesday
  • 06:29

千二百年余り前、都が京都に遷都されました。

その要となったのが「船岡山」です。

京都盆地は東に鴨川、西に桂川そして額に当たる場所に船岡山がありました。

陰陽道、風水から最適地とされたとか。

船岡山の南側に大内離(平安宮)その中心に大極殿、真っ直ぐに南に伸びた朱雀大路が平安京の真ん中を通る道として建設されました。

京都の街が碁盤の目の様に縦横に綺麗に整備されているのはご承知の通り、碁盤の最上部に平安宮、その上に船岡山があったのです。

基点となった船岡山に登ってきました。

 

こちらが登山道(と言える程の険しさはなくほぼ散歩道)。

公園になっていて野外スタジアムまであったのは驚き。

 

この日は猛暑日(36,8度)、汗をかきかき登った頂上から市内の一部が見渡せます。

真南ではなく西に傾いていますが、昔は市内を一望出来た筈です。

真南に伸びた朱雀大路は現在の「千本通」ほぼ国道一号線へと繋がります。

 

こちらからは「左大文字山」が間近に。

火床が並んでいます。

拡大すると登山の人も。

この時代既にあった神泉苑の池に大文字の火が照り返して左大文字が出来たという伝説があります。

 

頂上には三角点の標識。

明治36年に設置されたそうです。

奥に見える塔はアンテナの土台だったかも、中に設備の跡形がありました。

雷除けの建物みたいにも見える不思議な建物です。

 

そしてこの後、この船岡山の中腹にある建勲神社へ。

裾からの大鳥居、東参道。

 

大鳥居を入ると義照稲荷参道。

この参道は登らず東参道を。

 

この神社、結構風情があります。

 

この階段を上がると本殿が。

 

拝殿。

拝殿の左に小さく見える「大麻」おおぬさと言います。

御幣の様な道具、お詣りする時に使う事ができます。

左、右、左と振ります。

 

そしてこちらが本殿。

祭神は「織田信長」です。

信長は本能寺で亡くなった事になっていますが、遺体は不明。

それでもあちこちにお墓はありますが神社は建勲神社だけの様です。

明治天皇から「建勲」の神号を頂いたとか。

隠れたパワースポットとして秘かに知る人ぞ知る神社。

「けんくん」は通称「たけいさお」と読むのが正式名称です。

機会がありましたら是非。

祇園祭の山鉾を見に

  • 2019.07.16 Tuesday
  • 08:04

祇園祭と定休日が少しのズレで重なったので山鉾を見に行ってきました。

夕方から鉾周辺の大通りも歩行者天国になります。

風情は最高なんですがその大通を人が埋め尽くすので人通りの少ない昼間に。

「山」は松の木を建てた山車、鉾は屋根に高くそびえる「剣」をかざした山車と言えます。

剣の代わりにそれぞれの鉾に因んだ装飾品を飾っています。

例外として傘鉾はお公家さんの道中に使う様な艶やかな装飾傘。

 

初めに行ったのは「山伏山」

天気が悪いので前掛けや見送りはまだ掛かっていません。

御神体は傾いた八坂の塔を法力で戻したという浄蔵貴所の像。

山伏信仰の聖所「大峰山」に入る様を表しているそうです。

直ぐ横の町家に二階からこちらを見下ろしていました。

丁度、聖護院の山伏によるお火焚きの拝礼の最中、読経中。

初めて見る事ができました。

 

こちらは菊水鉾。

この通りは「室町通」。

京都で室町というと呉服問屋さんの事を言います。

荷物の集配で毎日大渋滞だった通りですが、今はマンションが乱立しています。

こちらの看板は老舗の大問屋さん。

修業時代、何度か納品に行った事があります。

 

四条通に出ると「函谷鉾」。

右手前は「ちまき」の旗。

粽を買って鉾に登る事にしました。

鉾に登るのは何十年ぶりです。

鉾が掛かっている建物の二階に前掛けがありました。

右が16世紀のゴブラン織で重要文化財、左は緞帳制作で有名な川島織物さん制作の復元品。

通路を渡ります。

四条通を上から。

この通りが夜には人で溢れます。

提灯に灯が入るので風情は最高なんですが。

鉾の中から。

沢山のカメラマンが入れ替わりに。

鉾の天井幕がこちら。

狩野探幽の原図を元に立体的な刺繍で鶴が表現されています。

気の遠くなる様な時間をかけて。

友人の刺繍職人も博多祇園祭の見送りを年々もかけて再現し続けています。

鉾を降りて下から見上げると。

ビニールは雨の気配なので仕方ありません。

購入した粽と団扇。

粽には「蘇民将来の子孫也」

須佐之男命が世話になった蘇民将来の子孫を護るという神話伝説からこの護符を付けます。

全国の八坂神社祇園社の伝統の様です。

 

こちらは船鉾。

山鉾は殆どが四角い形をしていますがこの鉾だけは特別。

船の形をしています。

前祭、山鉾巡行の最後を務めます。

出陣を現しているそうで、後祭の大船鉾も一番最後、こちらは凱旋を意味します。

船かしらの鳳凰は見事です。

後に廻ると舵も。

ビニールが無ければ見事だったと思います。

 

こちらは山の中で唯一お囃子の人が乗り込む岩戸山。

山名ので屋根の上には松の木が。

御神体はイザナギノミコト。

天の岩戸の伝説もこの山の謂れ。

上に登る事も出来ますが、後から階段を上がります。

狩野永徳の洛中洛外図にも登場しています。

直ぐ横の町家に懸装品が展示してありました。

皆川泰三作のベネチア、見送りに使います。

もう一つ展示してあったのがこちら。

もう一つの見送りが「日月龍百人唐子遊文綴錦」

 

ぐるっと廻ると「伯牙山」。

雨模様なので懸装品は傷んだものに架け替え。

直ぐ側に近畿放送のライブ会場があり、ビールも。

勿論頂きました。

 

こちらは「放下鉾」。

手前に鉾の組み立て方を展示。

釘を使わず縄でくくり付けるのが良く分かります。

 

四条通に戻って月鉾。

鉾の先は三日月です。

四条通の有力者の後援がうなづける鉾。

下から見上げるとその豪華さが分かります。

今夜は宵山。

雨が降らなければ大勢の人で溢れる事に。

手描友禅の日傘:真向い兎

  • 2019.07.08 Monday
  • 08:19

先日、工房に東京のお客様にお越し頂きました。

美しいお二人は親娘、何度も着物を染めさせて頂いています。

その客様からご注文頂いたのは日傘。

昨年来制作していなかったので、お客様にお願いして公開させて頂きます。

 

ご注文頂いたのは「薄山葵」の地色で伝統的な「真向い兎」の図柄。

それを見て家内も「灰青」で作って欲しいと。

こちらは後から制作した灰青の制作中のスナップ。

仕上りの良さに家内はちょっと諦め店頭に飾る事にしました。

 

お客様にお届けした薄山葵色の日傘がこちら。

 

反対側が。

実物は地色がもう少し緑味が鮮やかです。

こちらは綿の生地を使用。

手描友禅は普通正絹を使いその日傘も制作しています。

正絹では普通、酸性染料を使うのですがそれだと耐光性に問題があるので日傘では反応染料を使っています。

綿の染に開発された反応染料はデーターの集積が必要で、一般には大工場で管理された環境で染め付けられます。

 

小さな工房の染では試行錯誤の連続でしたが、何とか思った色に染める事が出来る様に。

それでも正絹は使い慣れた着物生地ですが、綿は風呂敷の生地を使うので巾が1メーター程。

綿は安価に思えますが実は可成り手強い相手で、繊細さに使う神経と手間はこちらの勝ち。

まあまあ納得の仕上りに出来たのでお客様には喜んで頂きました。

 

価格は8,800円、図柄や色の別注もお受けしています。

祇園祭:稚児が騎馬で社参・・・工房の行灯

  • 2019.07.05 Friday
  • 06:57

宵山の風情や豪華な山鉾の巡行が祇園祭の花形ですが、メインキャラクターである長刀鉾の稚児が八坂神社に騎馬でお詣りするのも一つのクライマックスと言えます。

7月の13日土曜、午前11時に始まります。

白馬に乗り供を従えて八坂神社に詣でると正五位少将の位を授かって神の使いとなります。

 

その様を遊にゃんの行灯に。

 

夜になると。

稚児には十歳位までの男子が選ばれ、長刀鉾と養子縁組をし大安の日を選んで結納が贈られます。

二人の禿も選ばれ稚児のお供をします。

 

7月1日には八坂神社でお千度(本来本殿を千回廻る祈願)、5日には鉾の会所で舞を披露する、13日は騎馬で社参。

本番の17日は地上を歩かず強力が肩に乗せて鉾に上がります。

そしてクライマックスは四条通に張られたしめ縄を鉾の上、真ん中にいる稚児が刀で切るシーン、これより神域に入るという行事で見物客から大きな拍手が自然に沸くのです。

鉾の巡行の後八坂神社に参拝、位を返上し普通の子供に戻ります。

稚児になるのも大変なんです。

親御さん共々。

長岡天満宮へお散歩

  • 2019.07.04 Thursday
  • 07:03

JUGEMテーマ:旅行

花菖蒲は既に終了した長岡天満宮へ散歩に出かけました。

カメラが不調でまともに撮れたのは数枚、スマホでも少し撮っていたのでご覧下さい。

こちらは大きな八条ヶ池。

歩いていると大きな鯉と亀が沢山寄ってきます。

鯉への餌やりは一応禁止となっている様ですが、やっている人がいるみたい。

大昔、この池は子供達が釣りを楽しんだ所、勿論現在は禁止となっています。

小さく区切った池の淵に菖蒲などが植栽されています。

下は蓮の一団。

 

紫陽花も咲いていました。

 

咲き始めてきた蓮。

ここまでスマホで撮影、カメラの写真はピンぼけで使えませんでした。

 

こちらからはカメラが回復して撮ったもの。

長岡天満宮には「錦景苑」という紅葉を主に植栽した庭があります。

青紅葉が綺麗でした。

 

苔とお休み所。

 

八条ヶ池のど真ん中を通る参道は春の真っ赤なツツジが有名です。

その参道を渡るとこの光景。

料亭「錦水亭」茅葺きや檜肌葺きもあって風情満点。

筍の季節は大人気だそうです。

散歩に妙心寺へ

  • 2019.06.19 Wednesday
  • 06:32

定休日の昨日、散歩に妙心寺へ出かけました。

散歩と言ってもバスやJRを乗り継いで。

そんなに遠くはないのですが。

 

妙心寺は多分、京都で最も敷地面積が大きい寺院だとおもいます。

その敷地内には四十六の塔頭寺院があるのですから。

かの世界遺産「龍安寺」も飛地の塔頭寺院です。

こちらが南の入口「南総門」

 

敷地が大き過ぎて境内は趣があるとは言えない簡素な佇まい。

松が多いというだけ。

場所に寄っては昔ながらの築地塀があって時代劇に使われそうな場所もあります。

何せ広いので探す楽しみがあるので時間のある方は是非。

 

こちらは「三門」

丁度、「山門懺法」と言う行事が終わりかけていた所で、普段非公開の三門が公開。

上に人影が見え御詠歌が聞こえてきました。

境内に見える大きな建物は本山のもの、仏殿、法堂、方丈等。

 

小さめの建物は塔頭寺院ですが殆どが非公開。

公開されている塔頭の中で最も有名で手入れの行き届いた庭園がある退蔵院へ。

 

こちらは庫裡横の道、風情があります。

ここから方丈に。

方丈の前には「元信の庭」

狩野元信が作庭しました。

こちらは南側、西側は岩の砂の枯山水。

この方丈は宮本武蔵が修業した場所として知られていますが、こんな国宝も。

方丈の前に展示してありました。

勿論レプリカですが「瓢鮎図」

鮎(あゆ)と言う漢字は元は「なまず」を意味しました。

なので「ひょうねんず」と読みます。

小さな口の瓢箪で鯰を如何に捕らえるかという禅宗の問題(公案と言います)を図にしたもの。

この絵の上に京都五山の高僧31人が解答(賛)を書き添えています。

 

庭の鉢に一輪だけ蓮の花が咲き始めていました。

 

退蔵院はこちらの庭「余香苑」が有名。

入った所に陰陽の庭と大きな紅枝垂れ桜があります。

こちらは陽の庭。

右側が紅枝垂れ桜。

真下から見ると。

退蔵院を象徴する桜で毎年あちこちの新聞等に紹介されたて有名になっています。

反対側にある「陰の庭」

 

額紫陽花も咲いていました。

庭には小さな滝が三つある小川があります。

なので傾斜がついています。

上から見下ろした景色。

向うに小さく人が見えますがその上に横一線に見えるのが藤棚、手前には皐月。

四季に花が咲く様に作庭されています。

こちらは「あづまや」というか庵が。

緑が綺麗です。

 

樹木の間には「水琴窟」

聞き耳を建てる為の竹の筒が置いてあります。

しかし、近付くと小さめですが綺麗な音が聞こえてきます。

地中に埋めた壷に水滴が落ち、その音が響いて爽やかさ満喫。

 

一番奥から見上げ気味に。

そう大きくはないのですが奥行を感じさせる名園です。

茶道が禁止されていた時代に作られた「かくれ茶室」と書院は非公開でした。

 

この後妙心寺境内を散策、中に入れませんが塔頭寺院の玄関を巡りました。

こちらは「霊雲院」

まるで額縁庭園です。

 

こちらは「大通院」

 

「麟祥院」

 

「智勝院」

 

「天球院」

 

「東林院」では「沙羅の花を愛でる会」が開催中、以前ブログで紹介した事があります。

現在見頃。

塔頭は

妙心寺では写経も人気でほぼ毎日行なわれ、昨日も可成りの人が参加している様でした。

歴史がありながら簡素な境内と趣のある塔頭のアンバランスさが禅宗の極地なのかも。

菖蒲咲く勧修寺へ

  • 2019.06.12 Wednesday
  • 06:34

京都の地形は盆地ですが、その東隣に東山三十六峰を挟んで山科盆地があります。

京都市山科区ですが盆地の南側は醍醐、その昔秀吉に味方する大名の屋敷があったところです。

平安京の頃は公家の別荘地となっていました。

その山科にある、今から千百年余り前創建された勧修寺へ行ってきました。

勧修寺は「かんしゅうじ」と周辺の地名で呼ばれますが、寺名としては「かじゅうじ」と読みます。

 

門跡寺院としての風格を表す築地塀。

右側は桜並木で春は花見客が多いそうです。

 

重要文化財の書院もありますが入る事が出来ず庭園へ。

この時期緑が綺麗です。

この建物は明正殿と呼ばれる宸殿で京都御所から移築されたもの。

立派な建物ですが本殿には使われていない様です。

 

広い庭園はその昔の巨大さは失われているものの可成りのもの。

紫陽花も咲いています。

 

近づけない檜肌葺きの建物の前に異形の灯篭があります。

水戸光圀公寄進の灯篭。

その前に繁っている杉苔を大きくした様な植物は檜科の「ハイビヤクシン」と言って樹齢750年、日本一の老木です。

 

この庭には珍しい「漆」の木があって、触らない様注意書きがあります。

自然の林の様で心休まる庭園です。

左にチラッと見えるのが観音堂。

こちらの奥がそれです。

左に見えるのが「氷室の池」

平安時代には凍った氷を毎年1月2日に献上していたそうです。

その氷の厚さでその年の五穀豊穣を占ったとか。

昔この池に氷が張った言う事は矢張り寒かったんですね。

 

池の全容、遠くから。

端は切れていますが。

この南側もずっと勧修寺の敷地でしたが、秀吉の伏見街道整備の為削られたそうです。

その上、名神高速道開設時には北西部も国に召し上げられた様で災難続きであった様です。

 

池には菖蒲が満開。

向うにアオサギが二羽居ますが全部で池には四羽、鴨もいます。

菖蒲に接近。

 

こちらはアオサギ。

手前に見える水紋は大きな鯉。

バカでかいものでも口にするアオサギでも無理なのかもしれません。

 

この池の向う側が騒がしいので何事かと思うと巣の上で内輪もめみたい。

何羽ものサギが興味深いのか近付いていきます。

良く見ると巣には雛もいて三羽、右上からべつのサギが。

他にも三羽がこの近くの木にとまって様子を見ています。

何があったのでしょうね。

 

池には菖蒲の他睡蓮も。

睡蓮と緋鯉。

メダカも泳ぐ生態が豊富な池です。

 

池の中央にある築山の島や周辺に「半夏生」も。

割と珍しい植物で葉が白く変色します。

 

写真真ん中に島があります。

杜若も。

随分昔に行ったきりだったので、これほど良い庭だったとは。

 

帰りに河原町御池地下のゼストへ。

昼食の後寄ったのが「東山茶庵」

出て来る迄時間が掛かりますが、コーヒーは普通に美味。

抹茶のかき氷は濃いめの抹茶が最後まで薄まる事の無い美味しさ。

これは初めての経験。

甘いかき氷を意識する方には苦いかも。

通路の一部を仕切った店で直ぐ分かります。

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