祠の様な神社と東本願寺

  • 2020.07.22 Wednesday
  • 08:33

久しぶりに散歩出来る天候となったので、小さいながら知る人ぞ知る神社に行ってきました。

東本願寺別院の渉成園は駅前近くにあって有名ではありませんが、行った人は驚く庭園があります。

その渉成園の前の通りを北へ歩いて50m程北に上がると「文子天満宮」があります。

工房には道案内を乞う外国人も時々来られますが、この文子天満宮も何回か。

京都通の人には意味がある様です。

 

菅原道真は乳母であった多治比文子に太宰府左遷の折り、神像を託しました。

その神像を自宅に祠を建て祀りました。

文子は道真没後「我を右近の馬場に祀れ」とお告げを受けます。

右近の馬場とは現在の北野天満宮の場所。

社殿の建立がままならぬ文子が自宅に祠を建てて道真を祀りました。

それが文子天満宮の発祥です。

鳥居から。

中に入ると祠の様な本殿があります。

祭神は道真ですからね。

 

道真の没後、左遷を主導した藤原家に病死が続いたり、洪水や暴風雨が続き道真の祟りと畏れられました。

そこに文子にお告げから祠を建てた話が伝わったのか、北野の地に道真を神として祀られる事に。

これが全国に広がる天神信仰の始まりだったのです。

こちらが多治比文子像。

 

この文子天満宮から東北の方面、河原町五条から南へ下がって一筋か二筋を少し東に入った所にあるのが「市比賣神社」

(いちひめじんじゃ)と読みます。

市場と女人保護の神社で女性の参拝客が絶えません。

こちらも小さな祠の様な神社です。

右側が社務所でビルの一階になります。

 

由緒は古く古事記にも記されているとか。

左右の市場の守護神として平安時代に創建、この時代から始まった「お食べ始め」のしきたりもここから。

中に入ると。

こじんまりした祠の様な佇まいです。

 

工房近くの堀川の六条辺りに左女牛井という名水の井戸跡があります。

源氏の邸宅にあったものですが、こちらにも「天之真名井」と言う名水が今も湧き出しています。

皇室に赤子が生まれるとこちらの水を使って産湯にしたそうです。

コロナで飲む為の柄杓は片付けてありますが。

現在でもこの水を飲んで願い事を祈ると叶うと言われています。

井戸の上に小さな人形が並んでいますが「姫みくじ」で持ち帰りも奉納する事も出来ます。

 

この後、工房の隣にある東本願寺へ。

隣なのに余り行った事がありませんでした。

烏丸通に面して荘厳な勅使門?。

 

こちらは正門として御影堂門、見事に大きな門はこれだけでも見応えがあります。

 

御影堂門に掛かる橋から。

かつては鴨川から取水していたので鴨川の魚が泳いでいました。

昔はここで釣りを楽しんだ方も多かったのです。

工房の側に続く堀です。

 

巨大な御影堂。

丁度法事が営まれていたので畳に座って拝聴、音楽も流れ堂に響く良い音を聞けました。

 

廊下からは京都タワーが見えます。

 

参拝者は少ないのですが若い方、外国の方にはマスク無しの方も。

入場を禁止しないといけません。

 

こちらが阿弥陀堂。

真宗系統のお寺は何故か御影堂が本堂とされています。

宗祖は大切ですが、本尊を守るお堂の方がもっと大切ではないのか疑問のある所。

 

その渡り廊下で興味深いものがありました。

「毛綱」

京都は何度も大火災が起きて建物が何度か焼失しています。

その度に全国の信者が木材を寄進しました。

その木材を山から運び出す綱が必要です。

切れやすい綱では危険が多く、女性の髪の毛を使って綱が何本も作られました。

その一つが展示してありました。

とぐろを巻く様に置かれています。

こちらの毛綱は長さ63m、太さ30cm、重さ375kg。

最も大きいものは長さ110m、太さ40cm、重さ1t になったそうです。

全国では53本の毛綱が使われたとか。

信仰の力は凄いですね。

 

東本願寺南側のお堀には蓮が植栽されています。

花盛りではありませんでしたが。

 

この時期の花形です。

コメント
東本願寺は貴工房のすぐ隣ですね。以前訪ねたときは大規模修理中で、ちゃんと観ることができませんでした。次回の楽しみです。
ちいさな神社もよいものですね。目の探索させていただきました。
  • 三月うさぎ
  • 2020/07/23 10:14 AM
三月うさぎ様、今日は。
東西本願寺で法要に遭遇するとお堂のいい音を聴けます。
音響効果が良いみたいです。
お坊さんの人数が多ければ尚荘厳です。
工房近くにも若宮八幡宮という無人の小さな祠があります。
かつて権勢を誇っていましたが、秀吉によって東山五条に移封されました。
近在の人の手で残されたものです。
諏訪神社から勧請された大きめの祠も近くにあります。
掘り起こせば何が出てくるか分からないところですね。
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