菖蒲咲く勧修寺へ

  • 2019.06.12 Wednesday
  • 06:34

京都の地形は盆地ですが、その東隣に東山三十六峰を挟んで山科盆地があります。

京都市山科区ですが盆地の南側は醍醐、その昔秀吉に味方する大名の屋敷があったところです。

平安京の頃は公家の別荘地となっていました。

その山科にある、今から千百年余り前創建された勧修寺へ行ってきました。

勧修寺は「かんしゅうじ」と周辺の地名で呼ばれますが、寺名としては「かじゅうじ」と読みます。

 

門跡寺院としての風格を表す築地塀。

右側は桜並木で春は花見客が多いそうです。

 

重要文化財の書院もありますが入る事が出来ず庭園へ。

この時期緑が綺麗です。

この建物は明正殿と呼ばれる宸殿で京都御所から移築されたもの。

立派な建物ですが本殿には使われていない様です。

 

広い庭園はその昔の巨大さは失われているものの可成りのもの。

紫陽花も咲いています。

 

近づけない檜肌葺きの建物の前に異形の灯篭があります。

水戸光圀公寄進の灯篭。

その前に繁っている杉苔を大きくした様な植物は檜科の「ハイビヤクシン」と言って樹齢750年、日本一の老木です。

 

この庭には珍しい「漆」の木があって、触らない様注意書きがあります。

自然の林の様で心休まる庭園です。

左にチラッと見えるのが観音堂。

こちらの奥がそれです。

左に見えるのが「氷室の池」

平安時代には凍った氷を毎年1月2日に献上していたそうです。

その氷の厚さでその年の五穀豊穣を占ったとか。

昔この池に氷が張った言う事は矢張り寒かったんですね。

 

池の全容、遠くから。

端は切れていますが。

この南側もずっと勧修寺の敷地でしたが、秀吉の伏見街道整備の為削られたそうです。

その上、名神高速道開設時には北西部も国に召し上げられた様で災難続きであった様です。

 

池には菖蒲が満開。

向うにアオサギが二羽居ますが全部で池には四羽、鴨もいます。

菖蒲に接近。

 

こちらはアオサギ。

手前に見える水紋は大きな鯉。

バカでかいものでも口にするアオサギでも無理なのかもしれません。

 

この池の向う側が騒がしいので何事かと思うと巣の上で内輪もめみたい。

何羽ものサギが興味深いのか近付いていきます。

良く見ると巣には雛もいて三羽、右上からべつのサギが。

他にも三羽がこの近くの木にとまって様子を見ています。

何があったのでしょうね。

 

池には菖蒲の他睡蓮も。

睡蓮と緋鯉。

メダカも泳ぐ生態が豊富な池です。

 

池の中央にある築山の島や周辺に「半夏生」も。

割と珍しい植物で葉が白く変色します。

 

写真真ん中に島があります。

杜若も。

随分昔に行ったきりだったので、これほど良い庭だったとは。

 

帰りに河原町御池地下のゼストへ。

昼食の後寄ったのが「東山茶庵」

出て来る迄時間が掛かりますが、コーヒーは普通に美味。

抹茶のかき氷は濃いめの抹茶が最後まで薄まる事の無い美味しさ。

これは初めての経験。

甘いかき氷を意識する方には苦いかも。

通路の一部を仕切った店で直ぐ分かります。

コメント
梅雨時か梅雨前か、いずれにしても緑のうつくしい庭ですね。
心がゆったりとする感じです。
なにも考えず、ひたっていたい気がしました。
  • 三月うさぎ
  • 2019/06/12 10:33 AM
三月うさぎ様、お早うございます。
本来名高いお寺なんですが、何故か人は少なめです。
入口の築地屏が拒否されている様に見えるのかも。
広大な敷地や荘園は戦火や権力に削られましたが、それなりの広さが来る人に安らぎを与えてくれます。
庭に莫大な費用は使われていませんが質素なりのくつろぎがこの庭のいい所だと思います。
市の中心から外れていますが、機会がありましたら是非。
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