五十年前の名品を再現

  • 2018.10.14 Sunday
  • 09:20

「目返し」と言う言葉をご存知ですか?

下染めをして、蝋やゴム、ダンマルあるいは糊などの防染剤で柄を伏せて上から染め上げるもの。

つまり二色に染める事を言います。

下染めをせず、柄を伏せて上染めし、防染剤を落としてからもう一度上から染める「目引き」と言う方法もあります。

 

目引きで仕上げると上がりの色の予測が難しいのですが、その分良い色になると信じている職人さんが多い様です。

 

そんな「目返し」のローケツで五十年程前一世を風靡した図案が見つかりました。

トリックアートの様な民家の模様です。

制作したのがこちら。

下染めは利休鼠、上から青味の紫を掛けて染め上げました。

蝋の筆遣いがそのまま表現されます。

 

こちらは薄色で。

下染めは青磁系、上染めは赤紫を掛けています。

 

こちらは白の上に黒で染めたもの。

筆を持つ職人の息づかいが分かるかも。

 

大きな柄は仕立映えがします。

着姿が美しいのが魅力です。

 

図案の送りが長く、身丈ちかくあります。

上と下は同じ図案。

下の一分を拡大すると。

筆に含まれる蝋がその動きで生地に乗る蝋の暑さを変化させます。

重なった所は厚めに。

 

臈纈として奈良時代から始まったローケツは友禅より遥か前から日本の染でした。

お洒落着として一枚は持っておきたいものです。

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