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初着に描き疋田

工房では初着や三つ詣り等、お子様の着物をご注文を頂く事がよくあります。

今回はその初着に最近では珍しい「描き疋田」を使ったので詳しくご紹介します。

 

疋田は鹿の子絞りで大変な手間を掛けて表現するものですが、簡易に型紙を使い「摺」や「写し糊」を使う事が多くなりました。

型を使っても大変な作業には違いありませんが、今回は小さな疋田を表現するのに素描を使っています。

 

先ず初着の袖の部分を御覧下さい。

右袖で友禅彩色は既に終わって描き疋田に取り掛かっている所。

左側檜扇の上にある橘の一番上が仕上がった描き疋田です。

 

これから手元だけ御覧下さい。

下から光を当て疋田の草稿図案を写しているので、出来上がっている様ですが手前左側のほんの少しだけ進んだ所です。

 

こちらは別の場所。

「面相」という細密な顔の造作を描く為の筆を使っています。

こちらは取りかかったばかり。

その右側に仕上がった橘が見えます。

目消しで柄の縁と糸目の線の部分を塗り潰してあります。

 

中途まで出来た場面。

この写真であれば糸目の線が見えます。

その糸目の線を除去すると白く線が浮かび上がるのです。

 

これは又別の部分。

橘の葉の先だけ残っているのが分かると思います。

 

数少ないのですが、この描き疋田を専門に行なう職人さんが居た時代もありました。

遠い昔ですが。

 

今は余りお目に掛からない「描き疋田」でした。

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