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ローケツ金更紗とは

先だってローケツの堰出しに付いてお話ししました。

今回は線描き。

極細な線は筒描きが得意とするもので、太めのローケツの線描きは「味」を楽しむものです。

防染力の差がその味でも。

実際に描いている所がこちら。

この作品は線描きでも付け立て風を意識したもの。

つまり蝋の厚みで地染めの際の上からの浸透具合を楽しむ作品。

染め上がりがこちら。

線に太細がついているのは筆の描き味を見せるため。

 

同じ図柄で細めながら同じ太さで描き上げた作品がこちら。

これでも付け立て風の被りの陰影が出ています。

元々、彩色する為に太さを均一に描き上げました。

彩色までしてしまうと価格が倍増してしまうので線上げだけで仕上げました。

金泥の素描で化粧していますが。

 

この同じ太さで描き上げて彩色、その部分を伏せて仕上げるのがローケツの更紗。

彩色している所。

唐草の葉の部分を二色のぼかしで彩色するので二本の筆を使っています。

この後彩色した所を蝋で伏せますが、先の線とは微妙に間を空けます。

その間に上から彩色するのがこちら。

柄は違いますが。

こちらの外側の線は堰出しを意識しているので太めです。

 

揮発水洗や蒸し等で仕上がると金糸目の化粧です。

金糸目の仕上げでは普通の手描友禅とは違ってワザと乱れて描く事にしています。

勿論その方が味が出るから。

更紗は友禅と違って綺麗さより風合いの楽しさが優先します。

 

上の作業中の作品は帯ですが、小紋でも金更紗を制作しています。

こちらは型友禅でバックに小紋型も併用しました。

ほぼ同じ図案で濃地も。

 

染帯からの別注で付下を染めたもの。

 

濃地で。

 

拡大すると。

蝋の細い線が金糸目の間から少し見えますが分かるでしょうか?

柄の中は地色が上から被って汚れています。

これがローケツ更紗の味です。

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