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遊そぞろ

京町家 染工房 遊のブログ

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端から端まで配色違いの小紋

小紋着尺と言われるものは殆ど全て一定の送りで柄を染めます。
手描きであっても同じ。
二尺(75.6cm)から長くても三尺で同じパターンで彩色します。

ところが今回ご紹介する小紋着尺は、端から端まで同じパターンで彩色されたものが無いというもの。
柄の形は長い送りにはなっていますが、配色は違っています。

写真の錆浅葱の小紋は最新作。
工房の見本になります。
よく見て下さい、配色が全て違っています。

生地白の部分は蝋で二度伏する手間のかかったものです。



これから後の方も同じく配色が同じというものはありません。

こちらは旧作の同柄。
得意先からの別注見本。
蝋で二度伏するという手間を省いて、白場を型糊で伏せています。
それでも高価なので白場なしで柄を小さくして、そしてお安く染めて欲しいとのご注文。
業界の実情があからさまです。
この旧作の小紋着尺も同じく端から端まで配色違い。
平気で恐ろしいことをやっていたのです。

同じパターンで送れば簡単なんですが、こういう大きな取り方にはこんな遊び心もあって良いと思います。



ずっと彩色の配色が違っています。
よく似ているものもありますが。

良いものを作りたいという願望と、繊細な神経がないと染められない代物。


こちらは犬好き方からの別注品。
糸目友禅で帯に犬の柄を染めてから、同じく糸目友禅で訪問着も染めました。
今回は抜染描き、着抜描き、素描でぼかしで染め上がった所に描き上げました。


こちらは裾の拡大写真。
子犬の戯れをにこにこしながら見てやって下さい。
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新作発表 Vol.77 真綿紬のローケツ帯

久々の新作発表。
細かい新作は「染遊々」でご紹介していますが、今回は人気の帯シリーズで新作がまとまったので「新作発表」の場で御覧いただきます。

染技法はローケツがメイン、素描と金の筒描き。
地色は白ですが、真綿の生成り色。
つまり白に近い蒸栗色。
今一番注文の多い地色です。

生地は真綿紬。
紬の糸は外国産を使う事が出来ないので国産糸を使う関係上高価にならざるを得ません。
この生地も一般に販売されている丹後縮緬の三丈ものと同じぐらいの価格になります。
ところが、聞いた話によると、国内で紡いだ真綿の糸を中国で織っているものもあるそうです。
何でも安い所でやってしまう人達がいるもんですね。
民族衣装ぐらい自国で生産してほしいものですが。

柄は新作、説明するより物を御覧下さい。
ローケツ金更紗帯1

ローケツ金更紗帯2

ローケツ金更紗帯3

ローケツ金更紗帯4
今回は何故か四柄を新作、一柄だけ別の加工方法で使っていた柄を描き直しました。

白地の帯は濃い色は勿論、薄色の着物には大変お洒落な取り合わせになります。
合わせ易いので重宝するのですが、問題は汚れ。
お太鼓が壁などに触れる事で汚れる事があります。
上っ張り類を巧く着こなして注意すれば、これほどいい地色の帯はありません。

白地の帯、一本は最低お持ち頂きたいものです。
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新作発表 Vol.76 素描の金唐草

ローケツの唐草は数柄見て頂いています。

今回の新作は素描で金唐草を染上げたものです。
中途からですが加工している風景も御覧下さい。

素描。
金唐草素描1
生地は白っぽく見えますが既に地色は染まっています。
墨描きのカチン描きが済み、その上に筒描きで太細を付けて金描きしてあります。

大分仕上がってきました。
金唐草素描2
シールが貼ってあるのは決めた配色と位置付けを間違わない様にする為のしるし。

出来上がり。
蒸し、水洗い、湯熨斗が済んで製品です。
地色は紫系のグレー「鳩羽鼠」
金唐草素描3
どちらも写真程金は光っていません。

地色違い。
こちらは錆びたベージュ「桑染色」
金唐草素描4
どちらも古裂を思わせる様な配色を狙いとしました。
どこまで近づいたでしょうか。

こちらは以前に発表した帯の柄を変更せよとのご注文。
発表済みの帯はこちら
上下の「たたき」を取り除きました。
ローケツ新カトレア
すっきりしてこれも良い出来だと思います。
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新作発表 Vol.75 ローケツ唐草の帯

好評で新柄を作り続けているローケツの唐草文様。
最新作です。

この後ローケツではない素描の唐草も進行中です。
そちらは金更紗。
中途ですが面白い物になりそうで、心ときめかしています。
出来上がれば公開しますのでお楽しみに。

今回のローケツの唐草の帯、黒鼠地。
生地は全て紬。
新柄唐草1

こちらは白地。
生成りのまま。
新柄唐草2

こちらはベージュ地ですが、写真は本物とは大分違っています。
新柄唐草3

柄としては前の二柄の方が強い意思表示をしていた様に思えます。
小さくて可憐な柄と、大振りで大胆な柄でした。
その中間と言えるでしょうか。
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新作発表 Vol.71 至福の時 ローケツの帯

六月十四日に発表したローケツの帯。

可成りの出来だと思っていました。
しかしコスト制限で工程を省いています。
その為、感動する程ではなかったのです。

今回はコスト制限を無視、やれるところまでやろうという事で出来た帯がこれです。
帯ローケツカトレア
皆様には残念ですが写真では本物の良さが出ていません。


染屋を喜ばせるには問屋から「直ぐ売れた」と聞く事と、今回の様に自慢の逸品が出来る事です。

手間隙を掛けたからこそ出来た物ではあるのですが、これだけの物が出来ると自然と頬が緩みます。

明日、得意先にお嫁入りです。
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新作発表 Vol.70 お待たせストールとスカーフ

好評の内に売切れてしまったストール(ショール)とスカーフがやっと染上がって仕立が出来てきました。

抜群の手触りで触れたお客様の心をつかんで放さなかった逸品でした。

これほど早く売切れたのはこれらと「猫のティーマット」が一番。

こちらはストール、前回はショールと言っていましたが今回から大判のショールはストールと呼ばれる事が多いそうなのでストールとします。

初夏から秋口にかけての夏場がメイン、使い様によっては年中使える生地です。
爆弾絞りのストールその壱。
二枚。
ストール1
全て三回の爆弾絞りで染分けています。

爆弾絞りのストールその弐。
二枚。
ストール2
ストールの大きさは約64×186cm。
横は抜き房、耳の縫製は正絹糸の手縫いです。
薄着の多い夏にエアコンで体を冷やさぬ為に。
和服、洋服兼用できる優れものと自負しています。

こちらはスカーフ。
同じく爆弾絞りで三回染。
四枚。
スカーフ1
大きさは約27×115cm。
ストールと同じく抜き房と手縫いの縫製。
夏場と言えども女性の喉は冷えに弱いので抜群の肌触りのこのスカーフは重宝される事でしょう。

お客様のご要望もあって今回無地も染めてみました。
スカーフ2

爆弾絞りのストールは¥9,260。
爆弾絞りのスカーフは¥3,680。
無地のスカーフは¥3,180、です。
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新作発表 Vol69 面白半襟大集合:Part2

前回に続き好評の半襟の新柄や柄変更した半襟を紹介します。

写真の枚数を減らす為に配色違いを窓にしました。

小さくて見難いかも知れませんが、虎猫文様。
クリーム地にグレー濃淡。
左下の窓には殆ど同じ柄で色違い、朱地に黄色の猫。
柄は空き無しに詰めています。
半襟虎猫

お次はシルエットの猫柄。
白地に黒。
半襟の見所はうなじ裏。
柄が上向きになる様にしました。
左下の窓に柄を少なくして白地にグレーの猫、柄違いです。
半襟シルエット猫

漫画の様な猫文様。白地です。
これもうなじ裏の柄を上向きにしてあります。
左下の窓は縦半分を柄少なめにした言わばリバーシブル。
使い方を楽しめる一品です。
半襟漫画猫

こちらは天道虫(てんとうむし)
左下の窓は白地ですが、前に発表した天道虫より柄を小さくしました。
左上はクリーム地に鼠濃淡。
右側は朱地です。
半襟虎猫
 
こちらは楽器文様。
夏らしく、冷たい色を中心にしました。
半襟楽器

前に発表した蝙蝠柄を群れて同じ方向に飛んでいる様を表現しました。
グレー地に白抜き。
半襟蝙蝠03

こちらは詰まっていた蝙蝠を吹き寄せ風に配置。
白地にグレー。
半襟蝙蝠04

こちらはグレー地にグレー濃淡の蝙蝠文様。
前に発表した柄のバージョン2です。
バットマンのマークに似ている様に見えますが、全く違う柄。
半襟蝙蝠05

これも前回発表したものと殆ど同じですが、うなじ裏に柄を伸ばして変更しました。
前回の柄はこちらに変更したのでもうありません。
半襟蜘蛛の巣2

全て¥1,880となりました。
生地の仕入れ価格が上がったのですが、ご来店の皆様のご意向を反映して値下げしました。
高く買われたお客様には申し訳ありません。
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新作発表 Vol.71 至上の肌触り

もちろん正絹ですが、最高の肌触りの素材を染めました。

丹後縮緬、爆弾絞り。

両端は抜き房仕上げ、横のかがりは手縫い。
ミシンを使える様な素材ではないからです。

こちらはショール、ゆったり大きめです。
大きさは巾64cm、長さ185cm。
水浅葱、鳥の子色、赤味の藤色に染分けています。
ショール1

こちらもショール。
藤色、鳥の子色、朱鷺色の染分け。
ショール2

こちらは同じ素材でスカーフを作りました。
女性の喉を保護する事は冷房の行き届いた夏だから必要なものです。
肌触りに良いこの生地なら喜んで頂けるでしょう。
大きさは巾27.5cm長さ118cm。
配色は一番上のショールと同じ配色。
スカーフ1

こちらは少し茶味の鼠濃淡で染上げました。
スカーフ2

こちらの配色は二番目のショールと同じです。
スカーフ3

価格はショールが¥9,260、スカーフが¥3,680です。
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新作発表 Vol.70 遊小紋の新作2

Vol.69の続きです。

店頭でお客様に見て頂く見本になります。

同じ価格で別注も受け付けていますが、道中着で「こうもり」柄をとか、娘さんの十三詣りに「虹に飛行機」柄など様々なご注文があります。
少し手間入りですが、別注程作り手にとって楽しいものはありません。

今取りかかっているのはローケツで「渦うず」柄、吉祥紋です。
仕上げに金糸目でアクセントも入れます。
見て頂く事になるかも知れません。

これは「向鶴に松」文様。
菊を抱いた松と菱型のモダンな松それに向鶴、吉祥紋の典型ですが良い柄に仕上がっています。
地色は青味の鉛色。
遊小紋向鶴

これは「花傘」文様。
中に桜、牡丹、萩などの草花を配しています。
地色は深川鼠。
遊小紋傘

これは「橘」文様。
中にくずれ梅やくずれ松など。
地色は錆びた薄紅色。
遊小紋橘

こちらは「和玩具」文様。
伝統的な和玩具にはホッとさせる何かがあります。
幼かりし頃に欲しかった物への憧憬でしょうか。
地色は鉄紺。
遊小紋和玩具

これは「糸巻」文様。
振袖でも定番の柄ですが、これに桜を散らしても面白いですね。
地色は墨色。
遊小紋糸巻

こちらは本当の「誰が袖」文様。
左側の配色の様に赤系を一切使わない色使いで全てを彩色するのも一つの提案です。
地色は燻し色。
遊小紋誰が袖2
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新作発表 Vol.69 お待たせ遊小紋の新作1

大変好評頂いている「遊小紋」
ホームページの「遊小紋」のコーナーは今月リニューアル致します。

そのリニューアルに先駆けて遊小紋の見本の新作が出来ました。
お客様のご要望にようやく応える事が出来ます。
上前と上衽を一枚の布に染上げました。

これは「源氏香」文様
源氏香の中に桜、椿、楓などの草花を組み入れています。
地色は錆白群(さびびゃくぐん)
遊小紋源氏香

これは「小宝尽くし」文様
可成り小さめの宝尽くし。
地色は錆瑠璃懸巣(さびるりかけす)
遊小紋小宝尽くし

これは[古典蝶」文様
蝶の意匠は種類が多いのですが、これは古典的な蝶をモチーフにしています。
中に古典的な割付文を。
地色は濃いめの象牙色。
遊小紋古典蝶

これは「雪輪」文様
雪輪の中に桜や蝶、桔梗などが入っています。
地色は錆真珠色。
遊小紋雪輪

この柄も「誰が袖」文様と云うのでしょうか。
形は誰が袖をシンプルに図案化したものと言えるかも知れません。
地色は薄色(うすいろ)濃色(こきいろ)と言われた濃紫に対する色名。
遊小紋誰が袖1

この柄は江戸市中の町人が使った小道具柄、名付けて「江戸の粋」文様。
地色は黒橡(くろつるばみ)、橡は団栗の古名でこの実の傘を煎じて鉄媒染で染めるとこの色になる。
遊小紋江戸の粋

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