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遊そぞろ

京町家 染工房 遊のブログ

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絽着物の着姿拝見

お客様から絽着物の着姿写真を頂きました。

その前に頂いていた写真もご紹介します。

お子様がお産まれになり、初着を染めさせて頂きそのお宮参りの写真は既に紹介させて頂いています。

その後その初着を着用された「お喰い初め」のお家族写真も頂きました。

こちらは沢山のお家族が写っているのでご紹介出来ませんが、和やかな雰囲気が嬉しくなるお写真でした。

 

ご出産後ようやく落ちついてこられ、お着物を着用される機会が出来たのでその着姿を頂きました。

お着物は御所解小紋、工房作品ではありませんが、帯は工房で染めさせて頂いた遠山ぼかし。

塩瀬に染めています。

 

こちらは笹柄の型友禅小紋に工房で染めた「ふくら雀」の染帯。

塩瀬に白糸目の手描友禅。

 

同じふくら雀の染帯に工房で染めた位置付け「梅散し」の着物で。

極軽めの着易い梅柄。

 

そしてこちらは駒絽に染めた位置付け「御所解風枝花文様」の着物。

帯は夏草、塩瀬の様です。

何れもお客様とメールのキャッチボールで一緒に作り上げた作品です。

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帯揚げの新作ができました

JUGEMテーマ:ファッション

染分、水玉、段の帯揚げに新作ができました。

工房内で染めています。

制作はそれぞれ一点のみ。

 

先ずは左右に染め分けた二色の帯揚げ。

卯の花色に若苗色、象牙色に白藤色。

蒸栗色に臙脂色、空鼠色に灰白色。

 

次は水玉、摺りで染めつけています。

地色は全て生地白。

檸檬色と藤色。

 

こちらは山吹色と紅緋色。

 

次は段染め。

晴れやかな臙脂の濃淡とグレー濃淡。

 

鳥の子色、浅紫、銀鼠の染分と紺桔梗、灰青、薄香色の染分。

 

価格は二色の左右染分は3,500円、摺りで染めた水玉は4,800円、三色の染分段は5,800円です。

他に在庫も揃えていますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ。

ソールドアウトの際は別染致します。

お問い合わせはお電話(075-344-5067)か、ホムペのお問い合わせのページから。

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アッと驚くこの着物は誰の?

JUGEMテーマ:ファッション

工房でも初めて手がけるこの図柄。

虎や豹なら分かるのですが、この柄は思いもしませんでした。

仕上がる順に御覧下さい。

既に白抜きした部分の素描を始めた所。

大きな綱の様にも見えます。

 

分かってきました。

 

まだら模様も入ります。

分かった方はここから下は見ない方が良いかも知れません。

やりました。

生きている本物は見た事が無いのですが、似せる様に依頼を受けています。

資料集めだけでちょっと気色悪いかも。

 

本物より迫力を出す為に口はしっかり赤めに。

実物は薄い白っぽいピンクなんですが。

仕上げに陰をエアブラシで入れています。

 

座布団は間に合いそうですが、こちらの着物は難しいかも。

来場所に上手くいけば見る事が出来るかも知れません。

お名前?探してみて下さい。楽しいですよ。

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新作:手描友禅のネクタイ

JUGEMテーマ:ファッション

着物に使う絹の白生地に手描友禅で染めたネクタイが好評です。

今回、新作の一部が出来たのでご紹介します。

金糸目友禅で仕上げ。

地色は耐光性に優れた反応染料を使った贅沢な染です。

 

メガネが白く光った紳士、今話題の将棋の駒。

 

お洒落な唐草、霊獣の玄武。

 

元祖の自転車、タツノオトシゴ。

一部を手縫いで仕立てるので仕立に時間が掛かります。

全て一点のみ制作。

今回は新作の一部、残りと疋田縞ぼかしも仕立に入っています。

続きが上がれば紹介する予定です。

 

時間が掛かりますが、ネクタイの別注を頂く事がよくあります。

今回、巾着と一緒に同じ柄で「釣り竿に黒鯛」の別注がありました。

公開は出来ませんが、作る方も楽しめる図柄になりました。

別注も同額で3,800円です。

 

着物の生地で制作しているので繋ぎ目が二カ所となっています。

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工房の行灯が梅雨バージョンに

JUGEMテーマ:にゃんこ

京都が入梅したそうで、工房の行灯も梅雨バージョンに変りました。

「遊にゃん」の「蓮の傘」

蛙さんも覗いています。

 

今回は夜の行灯から。

睡蓮の花が生き生きと。

和紙風の障子紙を使っています。

 

夜行灯と昼行灯では見た目が大分変りますね。

以前の行灯は少し漫画チックでしたが、描き方を絵画風にしたりして楽しんでいます。

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ちゃんちんローケツの帯:着姿

チャンチンというのはインドネシアの民芸の技法、と言っても芸術と言えるほどの高度な熟練が必要です。

小さなぐい飲みの様な金属の器に象の鼻の様な細い管をつけた金具が特徴。

そこから引き摺り出される細い蝋の線や点が芸術性を生み出します。

言う所の「バティック」です。

バリ島など、インドネシアに発注して着物などに使われる事がよくあります。

 

先ず気候が違うので同じ技法は使えませんが、工房では独自の技術で細い線や点描をローケツで染める事に成功しています。

その技法で六通の更紗を染めました。

 

先ず、ベージュ色で染めていますが、分かるでしょうか?

柄の外側のはみ出しや線、点が黄色目です。

その後にチャンチンローケツの線と点描。

ベージュの色の上からグレーを素描風に染め、濃い部分はそれから彩色しています。

拡大すると良く分かります。

仕事風景は公開できませんが、工程は分かって頂けると思います。

帯にこれほど時間を掛けて良いのかとも考えましたが、敢えて贅沢な六通にしました。

 

この帯を仕立て上げ、工房の人形姫に。

着物は単衣の位置付け小紋、もちろん手描きの小柄友禅「ふくら雀」です。

半襟は薄い鼠の疋田、帯揚げは薄藤の無地。

前姿。

 

後姿。

 

最高級の濱の古代縮緬を使って、仕立て上げると価格は69,000円となります。

 

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檜扇の振袖:着姿拝見しました

お客様から振袖の着姿写真を頂きました。

公開のご了解を得たのでご披露します。

 

折角なので彩色などの工程も御覧下さい。

地色は濃度と深みを抑えた明るめの緋色。

図柄は古典の象徴の様な「檜扇」紐房は暴れ気味に。

生地は濱縮緬、南久さんの「雲影」

糸目は友禅らしい白糸目に。

糊で伏せた白い部分を彩色しています。

手前が上前部分。

近づいて。

こちらは右前の袖。

 

もう少し彩色が進んで。

手前が左胸、向うが上前です。

近づいて。

京友禅らしい暖かな配色ですが、ご希望の通り優しい色合いに。

 

彩色が終わると、大きい場面ではありませんが摺疋田も入ります。

三枚型の型紙を使って既に終え、縁の目消しをしています。

 

拡大です。

疋田の縁に目消しが入ると質感がグッとあがります。

 

仕上げの蒸しや揮発水洗、柔軟整理が終わると箔の加工。

艶消しのちぎり箔で。

 

そしてこちらが着姿です。

袖を見える様にされたのはご本人のご希望、写真屋さんが撮った事のないポーズだとか。

既に何度か御召し頂き、お茶会の皆様などお誉めの言葉を頂かれたそうです。

喜んで頂けたのは染屋冥利に尽きます。

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雲立涌の初着と付下:記念写真

お客様のこだわられたのは「雲立涌」

立涌は縁起の良い柄だと知っておられたのかもしれません。

鯉が龍に昇華する様に、ハマグリが年を経て昇華したものを「蜃しん」と言います。

その蜃が気を吐く様を立涌に表しています。

縁起の良い所以です。

その気が楼閣を描くと考えられたのが蜃気楼です。

 

その立涌に雲を配してより縁起の良い柄になったのが「雲立涌」という訳。

お宮参りの記念写真を頂いたのでご覧下さい。

公開のご了承を得ています。

 

赤ちゃんです。

初着は雲立涌に藤、牡丹に菊を散らしています。

しっかりとしたお顔はこれからが楽しみ。

 

お家族のお写真も頂戴しました。

お兄ちゃんは以前に五つ参りでご紹介しています。

唐獅子の羽織や金箔の袴も工房の作品です。

 

このご家族にはおばあ様に当たる方からのご注文なんですが、雲立涌の付下を一緒にご注文頂いています。

その写真も頂きました。

後姿から。

見事な着姿です。

着物のおかげで細っそり見えると仰って頂きました。

有難いですね。

 

上前の柄がこちら。

「雲立涌に鳳凰」

雲は上と下で濃淡をつけています。

 

そして前からの着姿。

 

この図柄に合わせた注文頂いた手描き友禅のネクタイとトートバッグはこちらのブログでも紹介しました。

こちら

 

来月に「お食い初め」があるので絽の生地で初着を制作中です。

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スマートフォン入れが出来ました

メガネ入れは既にブログで紹介していますが、お客様の要望からよく似たスマートフォン入れを作ってみました。

表の生地は勿論、裏も無地の絹、二重に縫製しています。

 

こちらは北斎の肉筆画で左は「二股大根を担いだ大黒天」右は「雷神」

北斎には風神の画もありますが、雷神図は既に日本にはないので何年かに一度里帰りを待つしかありません。

宗達の雷神は少し漫画的ですがこちらは恐ろしくて絵画的。

惚れ惚れする作品です。

 

こちらは小物用に作った小紋柄、そして同じく北斎の龍図。

 

フクロウと影から手毬にちょっかいを出す黒猫。

フクロウの反対側は後ろ向きになっています。

 

メガネ入れにスマホを入れようとするお客様が何人も居られたのですが、ちょっと無理でした。

そんな訳で、大きめに作り入る様にしました。

 

大きさは縦が約17.5cm、横は9cmですが横の伸縮性があります。

価格は950円です。

 

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親から娘へ贈る誂えの帯

結婚を直前にしたお嬢様を持つお母様から染帯の依頼が来ました。

嫁入りのお着物には黒っぽい大島紬、その着物に似合う帯です。

大島独特の風合いが漂う良い着物、年齢を問わない優れものでした。

地味目と言えば地味目ですが若いからこそ似合うとも言えます。

 

大島にはどちらかというと紬生地を使った更紗系の帯が似合います。

そんな話を進めていましたが、工房で提案している「十三参り着物」のサンプルの中に「吊り雛」を発見されました。

吊り雛はお母様の故郷の郷土玩具、娘に贈る帯として最適と考えられたのです。

 

生地も普通なら紬系が似合うのですが、吊り雛は言わば古典柄、丹後縮緬の紋意匠「鱗柄」を選ばれました。

配色のご相談もメールで何度もやり取りして生地に取り掛かりました。

その彩色場面です。

手鞠は糸手鞠をメインにお好きな蝶などを吊り雛に。

スキューバーダイビングがご趣味だとか。

関東腹に海中で出会うと運が良いという「ナンヨウハギ」、お太鼓には「ニモ」こと「クマノミ」と目出度い「鯛」も加えています。

 

出来上がった帯を着用頂きました。

ご了解を得たのでご紹介します。

お母様と一緒に。

小粋な大島紬が似合って居られます。

ぼかしても分かる美しいお顔が輝く様に。

 

後姿を続けて。

お太鼓と垂れの間にはお名前も入っています。

 

もう一度前から。

お母様は一度は着物の「お誂え」をしてみたかったそうです。

その夢がお嬢様への贈り物で実現しました。

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