絹マスク作りました

  • 2020.06.26 Friday
  • 11:53

東京圏以外ではコロナも何とか収束に向かっている様ですが、まだまだ三密を避けるなど自衛すべき事はしないといけません。

 

当工房でもマスクは色々作ってみました。

熱転写でアマビエをプリントしてみたり。

絹の生地にアマビエや水玉などを意気揚々とプリントして作りました。

しかし、もみ洗いで柄が薄くなることが分かって中止。

 

工房で販売している小鬼の手ぬぐいは洗濯機であまり薄くならない事が分かって綿生地にプリントしてみました。

ところがもみ洗いには強くなかったのです。

それがこちら。

もみ洗いして薄くなったアマビエマスク。

顔料プリントは流す程度なら大丈夫でも、揉む事には弱かったのです。

これでも薄くなったもの、元はもっと濃かったのですが。

販売は中止、私めの私用に。

龍のマスクでエレベーターで鉢合わせした人は一瞬固まっていましたよ。

 

それで反応プリントで染めた楽しい柄があったのを思い出して制作。

鍵盤と音符。

表は絹、裏にガーゼ。

お顔の大きさに合わせられる様ゴムは切ったままにしています。

 

夏に使える様、絹の絽の生地を使って、裏はガーゼに。

 

こちらは同じ絹の絽ですが大きい方は黒、小さい方は薄いピンクです。

それぞれ小さい「S」は幅が15cmなのでお子様や小さいマスクを好まれる方に。

大きい方は幅が17cmあまり。

ちなみに家内は小さい方を使っています。

 

価格は500円。

 

濃い色は洗濯で色落ちする事があるのでご注意をお願い致します。

定形外郵便での発送が可能です。

自宅着物を楽しんで

  • 2020.05.03 Sunday
  • 06:38

ゴールデンウィークど真ん中。
皆さんコロナで出かけられずストレスを感じられて居られると思います。
人が多ければ帰ったら良いだけなので、人の少ない場所への散歩ぐらいは。
 

それでも時間を持て余すなら、ご自宅で着物を楽しんでみませんか?

 

こちらはご自宅で着物を楽しんで居られるお客様。

なんどもこのブログにご登場頂いています。

つい先日お納めした着物と帯を着用された着姿。

ご了解を得て公開致します。

 

着物は少し前に染めたぼかし。

ぼかし足が美しいのは我が職人さんの特徴。

帯は何とか桜のシーズンに間に合うよう特急で染めたものです。

 

前から。

いつ見ても、着姿の美しさは感嘆するしか。

 

こちらは後ろ姿。

 

帯は金糸目友禅に金銀箔を駆使して仕上げています。

こちらはお納めする前に撮影した写真。

桜の花は金砂子でぼかし。

金糸で刺繍の仕上げも。

 

 

自宅で着付、自己満足も楽しいもの。

やってみては如何でしょうか?

 

日本の心である桜を見て頂き、少しでも癒しになれば幸いです。

アマビエマスク

  • 2020.04.24 Friday
  • 06:29

藁にもすがる?疫病退散護符として「アマビエ」が人気になっています。

百五十年程前熊本の海に出現した妖怪で半魚人「アマビエ」は豊作と疫病を予言、自分の姿を護符として使えと言って海に消えました。

その時の瓦版がこちら。

 

疫病を退散させてくれる妖怪は他にも似た名前で存在します。

こちらは「尼彦」

猿に似た三本足でこちらも熊本の海から出現。

尼彦は宮崎や日本海などからも出現がかくにんされています。

護符として貼付けるとおまじないとして効果があるそうです。

 

アマビエは既に通産省のコロナウィルス退散のシンボルマークともなっているのです。

 

このアマビエをマスクに貼れば効果は上がりそうという事でマスクに貼付けました。

貼ったアマビエの図柄。

 

制作した絹のマスクがこちら。

アマビエは熱転写で貼付けました。

裏はWガーゼに。

紐はご自分のお顔の大きさに合わせる事が出来ます。

正絹は無地だけでなく、水玉も作っています。

 

こちらは綿生地にアマビエを。

コロナを退散させてくれそうです。

 

紐はマスクゴムを使っていますがちょっと弱いかもしれません。

ソフトゴムが使いやすのではと思います。

Wガーゼとゴムが品薄なので販売までは今の所無理ですが入手が可能になれば500円前後で販売するかもしれません。

疫病退散・招福祈願トートバッグ

  • 2020.03.29 Sunday
  • 06:32

 

目力で悪人を退散させる「隈取り」は病魔をも退散させる力を秘めています。

「宝尽くし」はその努力へのご褒美。

一日も早い立ち直りの願いを込めてトートバッグを作りました。

 

隈取りその一。

 

隈取りその二。

 

宝尽くしその一。

 

宝尽くしその二。

それぞれ左右で裏表。

制作はそれぞれ一つだけ。

 

素描友禅で仕上。

大きさは巾が約35センチ、立ては約37,5センチ。

分厚めの帆布を使用、内ポケットが付いています。

価格は3,000円です。

こんな暖簾が

  • 2020.03.09 Monday
  • 08:46

先日、手描で綿生地や麻の生地を使って暖簾を制作しました。

こちらのブログで紹介しています。

その後お客様から正絹の生地を使った暖簾はとても触れると心地良いというお話をお聞きしたのです。

 

そこで思い出したのがこちらの暖簾。

十年程前に作ったきり人に見せた事も無かった暖簾です。

こちらは京都芸大出の洋画家の作品。

拡大すると。

湖畔の紅葉。

 

もう一つがこちら。

拡大すると。

北の白樺の杜。

何れも手描ローケツ。

素描やダンマルも併用しています。

 

二つとも訪問着として販売するものでしたが、強い摩擦で黒の地色が少し色落ちする事が判明し暖簾に。

暖簾として使う分には問題ありません。

大きさは巾が約155cm、長さが約145cmです。

掛ける場所があれば良いものだと思います。

 

着物として小売されていれば凄い価格であった作品ですが、暖簾にして25,000円(税、送料別)で販売致します。

ハリネズミの染帯

  • 2020.02.29 Saturday
  • 06:48

先日、暖簾を染めたお客様のご注文でハリネズミの帯を染めました。

頂いた資料がこちら。

ハリネズミの置物。

実はこれスマホ立て。

携帯立てがスマホに変って「ハリー」と名前を付けられたそうです。

まるで本物の様な置物、これを帯に濡れ描きでというご注文です。

 

ネズミは息子さんの干支で今年は年男。

と言ってもハリネズミはネズミの一種ではないとか。

それでもネズミ繋がりという事でのご注文。

こちらも息子が図案を描いて、染め上がった帯のお太鼓がこちら。

布団にくるまったイメージです。

前がこちら。

生地は丹後縮緬の紋意匠。

地色はほぼ空色。

 

こちらは素描しているところ、大分仕上がっています。

黒っぽい線は蒸しの高温で消える下絵。

 

今回もご注文頂いたお客様がブログアップ頂いています。

「ほばーりんぐ・とと」

波濤訪問着と椿

  • 2020.02.23 Sunday
  • 06:37

こちらで度々ご登場頂いているお客様からまた素晴らしい着姿のお写真を頂きました。

ご了解を得てお顔をぼかして掲載いたします。

初釜の際にお召しになったお家族のお写真。

お嬢様も着物姿で。

お嬢様もお顔をぼかしていますが、可愛いのが分かってしまいます。

お母様の立ち姿。

北斎の絵に出てきそうな荒波は白胡粉と金銀箔、胡粉の場所には金砂子をぼかして振っています。

図案はご希望をお聞きしてこちらで描き上げました。

上前の一部に刺繍作家による味のある刺繍が入って趣を添えています。

帯が飛来する矢というちょっと珍しい意匠。

以前、ご登場のお客様に飛来する矢の訪問着を染めさせて頂きました。

こちらのブログで着姿をご紹介した事もあります。

こちらは後姿。

身長があるので柄の天は可成り高め、両袖の前後両方に柄が入っています。

地色は黒地、留袖専門の引き染めで染めています。

 

そして最近ご着用頂いた写真がこちら。

帯は変りましたが着姿の美しさは変りません。

この時上にお召しになったのがベルベットのコート。

このコートに付けた羽裏をこちらで染めました。

上からは見えませんが。

図柄は垣根に枝椿。

配色雛形がこちら。

背中一面に柄付けしています。

垣根は金箔、くくる紐を銀箔で。

その彩色写真がこちら。

生地には藤立涌の地紋が。

立涌は縁起の良い吉祥文、立ち上る運気を象徴しています。

幸せなご家庭の一助となれます様に。

袷のショールコレクション

  • 2020.02.19 Wednesday
  • 06:38

工房では色んなショールを制作しています。

振袖をご注文頂いたお客様からお揃えのショールのご注文を頂きました。

それならと、店舗用に振袖に合わせるショールをついでに。

 

また、そのついでにこれまで制作した袷のショールの一部をご紹介します。

段にぼかし合わせたショール。

 

こちらは段に色を重ねて染め上げたショール。

 

こちらは素材が絽縮緬、ローケツで上からの浸透の差を柄にしたショール。

水面にメダカ、通好み。

 

こちらもローケツ、小さな唐花文様。

 

こちらは金友禅と摺疋田で雪輪と花びら。

 

今回振袖用に制作したのがこちら「兎の舞」

工房のホムペ「振袖」のページにある「兎の舞」に合わせて作りました。

反対側がこちら。

房は表と裏の地色の糸を混合して装着しています。

 

工房に展示の振袖「大熨斗目」に掛けてみました。

柄は違いますが色はぴったり、すっきりお洒落になりそうです。

この振袖用ショールの価格は35,000円。

色柄はお好み次第です

手描きの暖簾

  • 2020.02.13 Thursday
  • 06:46

我が工房の古き友人でお客様でもある「とんぼ様」から暖簾の注文を頂きました。

知る人ぞ知る名ブロガーで着物の伝統に精通されています。

そちらのブログがこちら「ほばーりんぐ・とと」。

古裂の収集と販売をして居られましたが、本格的な店舗を持たれる事になりました。

オープンは四月ですが店舗用の暖簾のご注文を受けての制作です。

 

幅は一間、180cmあるのでほぼ45cm幅4枚になります。

夏用は変わった麻の生地がたまたま工房にあったのでそれを使用。

図案がこちら。

文字はとんぼ様の書かれたもの、お見事です。

柳に燕、下の水面にあめんぼう、水紋とメダカを入れました。

 

制作途中。

細い線は下絵。

 

出来上がった暖簾を半分に折って写真を送って頂きました。

この生地は太い糸が織り込んであり、生地端で糸の折り返しの為ループ状の浮いた状態に。

その為、通る人に引っかかる恐れがありました。

プロの縫製屋さんはたった5mm幅で折り返して縫製、見事な仕上がりに。

 

こちらは春用、うさぎが花見で踊っている様をモチーフに。

このうさぎは工房で一番人気の図柄。

こちらは幅90cmあまりの風呂敷用の生地を使用。

綿生地なので普通なら直接染料を使いますが、耐光性は極めて貧弱。

なので一般の服飾素材に使われに使われ、化繊以外なら染まる「反応染料」を使う事に。

着物に使う布海苔などの助剤は全く使えないので、ぼかしがほぼ不可能。

それをオホン!技術でカバーします。

二人掛かりで攻めています。

桜の花びらは蝋で伏せ、文字は地色が乾いてから蝋の堰出しで。

 

蝋を落とした後、花びらとうさぎ,それに徳利やお弁当は顔料で彩色。

出来上がった暖簾のうさぎと花見弁当。

 

こちらは出来上がった暖簾を苦労して撮影、送って頂いた写真です。

四月にはこの暖簾が店頭を飾る事になります。

成長に合った十三参り着物

  • 2020.02.07 Friday
  • 06:39

お子様の踊り衣装として十三参りの着物を注文頂く方が多くいらっしゃいます。

晴れやかなので日舞にはうってつけのお衣装。

正に成長期なので、お届けしてから数年で仕立直す事も。

 

今回ご紹介するのは小学三年生の時に染めた十三参り着物が五年生になってピッタリ様になったという着姿です。

こちらは三年生の時のスナップ。

お端折の下に柄の一部が隠れています。

そして今回送って頂いた五年生になった最近の写真。

お姉ちゃんに。

着物は同じなので成長の度合いが分かります。

胸も上前もぴったり、良い配置に収まっています。

お嬢様に取ってこの着物はお気に入りだとか。

笑顔が嬉しいですね。

 

ちょっと廻って頂きました。

後ろ向きに。

柄は大小手鞠に兎さん。

地色はレモンイエロー。

生地は丹後縮緬の紋意匠。

金糸目の手描友禅です。

 

袖は長めですが使用生地は普通の着物一反分で染め上がります。

ただ、襦袢は長めの袖がネックで振袖用を使わないといけません。

 

こちらで染めた十三参りの着物を成人式に着用された方も居られます。

着物は魔法の衣、変幻自在と迄はいきませんが。

 

十三参りは小学六年生の時期に当たります。

京都から始まった習慣ですが全国に広がりつつあります。

親の子を思う気持ちは何時の時代でも受け継がれている様です。

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