ホムペに振袖のページが

  • 2019.09.19 Thursday
  • 06:00

工房には振袖のお問い合せが増えています。

それにお答えすべくホームページに振袖のページを作成しました。

工房の振袖はお誂えですが、やはり参考になるサンプルが必要です。

こちら。

「振袖のページ」

 

出来上がるまで構想から数ヶ月掛かりましたが、色んなタイプが揃ったと思います。

こちらを参考に想いを巡らせてみて下さい。

どんなご要望にも対応させて頂きます。

 

工房にお越し頂けない方も居られると思いますが、メールのキャッチボールが有効な手段です。

配色のご提案をするのに着用される方のお写真を頂いて、着姿をイメージして彩色します。

 

令和元年十二月末までの特典。

ホームページ掲載を記念して今年十二月末までに振袖のご注文を頂いた方に仕立ての際の胴裏をプレゼント致します。

ご用命をお待ちしています。

 

振袖は山ほど染めました。

古典的な図柄が殆どで孫の代までご着用頂ける事を念頭に染めています。

その中で数点、ご紹介します。

こちらもご参考に。

 

ちょっとモダンな「大桜と萩」をデフォルメして。

 

この振袖だけ取り掛かって三ヶ月必要な「大熨斗目」

 

江戸時代の振袖を再現した「百景」

 

詳しくはお問い合せ下さいませ。

猫写楽のショルダーバッグ

  • 2019.09.07 Saturday
  • 06:33

謎の浮世絵師と言われる「東洲斎写楽」は独特な画風が特徴。

その人物を猫ちゃんに見立て、ショルダーバッグに描き上げました。

 

先ず、描いている場面をご覧下さい。

 

参考本を隣に置いて。

既に描き上がったものがもう一つ。

 

こちらは別のバッグ。

 

写楽の浮世絵、最も馴染みの深い「大谷鬼次の奴江戸兵衛」。

バッグになると。

拡大。

裏は足跡に遊の文字で統一しています。

 

こちらは「小佐川常世の桜木」

バッグでは。

紐は黒。

 

「嵐龍蔵の奴なみ平」虎丸とありますが詳しくは不明。

バッグでは。

紐は焦茶。

 

こちらはお馴染みの「市川鰕蔵の竹村定之進」

バッグでは。

 

写楽の浮世絵は役者の特徴を強く表現したので「美形」にはなりませんでした。

その為、当時はあまり評判が上がらずこつ然と姿を消した様です。

 

街で見つけたバッグの職人さんに依頼して特別に作った帆布のショルダーバッグ。

気軽に使える縫製にしましたが、内ポケットももちろんあります。

置いた状態で大きさが巾が約27cm、高さが約20cm、襠を広げると裾で約6cm。

価格は驚かれるかも知れませんが3,800円です。

葉巻紳士の行灯

  • 2019.09.06 Friday
  • 06:17

真夏の行灯は気温を考えると続けても良いのですが、真夏の暑さに飽きたので季節フリーの行灯に変えました。

「遊にゃん」の葉巻紳士。

昼行灯です。

 

夜になると。

この図柄はジーンズに描いた事がある懐かしい絵。

振袖の新柄制作中

  • 2019.08.25 Sunday
  • 06:19

こちらのホムペには「遊小紋」「遊小紋供廖崕住飴欧蠱緤」のページがあります。

インクジェット全盛の振袖ですが、手描きの振袖についてお問合せが増えています。

そこでホムペに振袖のページを創設する事にしました。

 

工房の作品は全てお誂え、図案から制作しますが初めて注文される方はやはり不安です。

ホムペのそれぞれのページは参考になるサンプル。

図案や配色の変更を何度でもお受けしています。

 

今回はホムペに掲載予定の振袖サンプルを二つ紹介します。

古典的な振袖を染める事が殆どですが、こちらはちょっと違います。

実際に手描友禅で染めた上前衽部分。

「疋田大菊」

疋田は伊勢で彫った三枚型の摺疋田、目消しで菊の形を表現しています。

糸目はプリントでは不可能な金糸目。

今までにあまり使われた事のない地色を選びました。

和モダンを意識して。

 

全体図となる雛形がこちら。

お客様とのメールのやり取りではこの雛形に色付けして提案します。

 

もう一つは波で大きく染め分け、上柄は唐花という珍しい柄。

「波染分に唐花」

上前衽の手描友禅サンプル。

雛形がこちらになります。

 

お客様へ提案する配色サンプルはこんな風に色づけします。

上前衽の彩色サンプルを土台に制作したサンプル画像。

 

工房にお越し頂ければお客様の雰囲気が分かります。

その着姿を想定して色付けします。

遠くで来られないお客様には写真を送って頂く事に。

 

実際の彩色では職人がより似合う様に考えて彩色、サンプル画像はあくまで参考となります。

 

振袖生地には重厚感のある濱縮緬の雲影を使うのが殆どですが、晴れやかな丹後縮緬を使う事も可能です。

濱縮緬は高価なのでご予算に合わせて生地を変更します。

図案代は変更する事も含めて頂いていません。

描いたものはこちらの宝物となるので。

 

振袖の大まかな費用は。

八掛も含めて濱縮緬の生地で4万円余り、丹後縮緬なら3万5千円足らずと言った所。

生地は暴騰しているのでその点はご了解願います。

一度しか着用されないという方であれば三分の二程度のAB反を探す事も可能です。

染め加工代は15万から20万円程度が主流。

柄の量を省く事で軽減することも。

仕立代は4万4千円、使用する胴裏は最高級で1万3千円。

となります。

価格は随時変更がある場合があるのでご了解願います。

 

振袖には他に襦袢や袋帯が入り用です。

京都はその道の仲間がいて安価に入手が可能、ご相談下さい。

ただ振袖用の小物(帯揚げ、帯締め、草履、バッグ)は今の所入手できません。

絽の染め帯を浴衣に:江戸の粋

  • 2019.08.12 Monday
  • 07:14

「江戸の粋』という図柄は工房の看板の一つ「遊小紋」のサンプルの一つです。

位置付け小紋や染帯に使われて好評頂いている図柄。

以前のブログ掲載を見られてのご注文です。

薄地で絽、黒鼠で縮緬の帯を同時に。

絽を浴衣に合わせたいとの事だったので、特急で仕上げお送りした所、早速着姿のお写真を頂きました。

 

公開のお許しを得たのでお顔はぼかして。

 

ぐるっと回って。

ご覧の通り、踊りをされる方だったのです。

黒に近い濃紺と白の市松の浴衣は「裏桜」や「一枚鼓」の紋柄が入った粋な図柄。

 

日舞を嗜まれている方は着姿が違います。

やはり背筋がキリッと通っています。

 

後ろ姿。

こういう着姿を拝見していると着物って本当に良いものだと実感できます。

帯は姿勢を矯正、血流も促進するので健康促進にもなります。

 

前を拡大。

踊りをされるという事で左側に三味線、お酒もお好きだそうで、桜花見、月見、菊盃の花札を配しています。

臙脂色の帯締めがキリリと生きていますね。

 

後ろの太鼓がこちら。

お身内にご縁のある「四」の字の纏、踊りに使う扇の柄を足しています。

四の字の纏は一緒にネクタイのご注文も。

 

この帯は絽ですが、同じ柄で縮緬を使って黒鼠地の帯、そして鴇鼠(ときねず)の地色で歌舞伎の隈取り柄も同時に注文頂きました。

こちらの着姿も拝見したいものです。

 

手描友禅の日傘:真向い兎

  • 2019.07.08 Monday
  • 08:19

先日、工房に東京のお客様にお越し頂きました。

美しいお二人は親娘、何度も着物を染めさせて頂いています。

その客様からご注文頂いたのは日傘。

昨年来制作していなかったので、お客様にお願いして公開させて頂きます。

 

ご注文頂いたのは「薄山葵」の地色で伝統的な「真向い兎」の図柄。

それを見て家内も「灰青」で作って欲しいと。

こちらは後から制作した灰青の制作中のスナップ。

仕上りの良さに家内はちょっと諦め店頭に飾る事にしました。

 

お客様にお届けした薄山葵色の日傘がこちら。

 

反対側が。

実物は地色がもう少し緑味が鮮やかです。

こちらは綿の生地を使用。

手描友禅は普通正絹を使いその日傘も制作しています。

正絹では普通、酸性染料を使うのですがそれだと耐光性に問題があるので日傘では反応染料を使っています。

綿の染に開発された反応染料はデーターの集積が必要で、一般には大工場で管理された環境で染め付けられます。

 

小さな工房の染では試行錯誤の連続でしたが、何とか思った色に染める事が出来る様に。

それでも正絹は使い慣れた着物生地ですが、綿は風呂敷の生地を使うので巾が1メーター程。

綿は安価に思えますが実は可成り手強い相手で、繊細さに使う神経と手間はこちらの勝ち。

まあまあ納得の仕上りに出来たのでお客様には喜んで頂きました。

 

価格は8,800円、図柄や色の別注もお受けしています。

伝統を進化させる帯

  • 2019.06.10 Monday
  • 09:31

伝統は進化させてこその伝統。

同じ事の繰返しの中でちょっとしたアイディアやお客様からの要望が進化させるチャンスとなります。

 

ここで紹介するのは既に幻の染となった「一珍」とローケツの進化形「チャンチン」

 

「イッチン」と呼ばれる陶芸の技法があります。

清水焼でも良く使われる「盛り上げ線」で日本伝統の「筒描き」技法が呼び名となっています。

 

友禅で普通に使われる手描友禅の糸目糊は餅米、ゴム、金なんですが、染め技法の「一珍」は小麦粉を主体に布海苔、明晩、石灰をそれぞれの工房のマル秘配分で調合したもの。

乾くと剥がれやすいので糸目を引いた場所から移動出来ません。

なので、糸目や彩色が専門化された時代に取り残されてしまいました。

 

工房ではその一珍糊に色を混ぜる事で色一珍を作り素描代わりにも使っています。

筆とは違った仕上りに。

 

チャンチンとはインドネシアのバティックで使われる極細のローケツ線。

銅で作られた象の鼻の様な器具から描かれる線は極細、筆では表現出来ない細さです。

その細い線を描きだす為に工夫して器具を制作しました。

今回は細い線ではなく点描をメインに。

 

色一珍とチャンチンローで帯を制作しました。

三柄でその一つ目。

拡大すると。

白の点描がチャンチンロー、黒は素描で他の色は色一珍。

普通の素描だと色を重ねると混濁した色になりますが、色一珍は先に置いた方が優先されます。

上の写真でご確認下さい。

 

二つ目。

拡大すると。

四角い焦茶は素描、紺はわざとかすったかの様に素描で。

白の点描と紺の中の白い線はチャンチンロー、色のギザギザは色一珍です。

 

三番目。

拡大すると。

赤茶と紺は素描、紺はかする様に。

点描がチャンチンロー。

縦の中太の短め線が色一珍です。

 

一珍の性格上濃い色には手間が掛かりますが、色はお好み次第。

工芸的な作品なので紬や小紋に最適です。

価格はお問い合わせ下さい。

珍しい「矢」柄の訪問着

  • 2019.05.11 Saturday
  • 06:37

先日、工房に着物姿でお客様がお越し頂きました。

今迄何度もご登場頂いているのでご存知の方も多いと思います。

 

お誕生日のお祝いのお出かけに合わせて、現在進めている波の訪問着の打ち合わせにお越し頂きました。

着物は「矢」をモチーフにしたちょっと珍しい図柄です。

矢は神事にも使われる破魔の意味を持つ縁起物。

工房の前で撮影しました。

地色は空色、特にお気に入りのブルー系を選ばれています。

金銀箔、胡粉白、青味の赤、レモンイエロー以外は青緑から紺系、紫迄冷たい色で統一しています。

この着物はまだ低めですが上前の柄の高さは工房のお客様で一番。

美しい容姿と背の高さがこの着物を引き立たせてくれました。

 

後姿です。

こちらの帯はご存知の方が多い有名な作品、鎧をモチーフにした西陣織。

白等の地色替えや微妙に柄の変化を付けて制作されています。

お手持ちの白地の鎧柄も似合いそうです。

 

波の訪問着はこれから、いつか着姿をご披露出来るかもしれません。

 

小鬼の手ぬぐい

  • 2019.04.01 Monday
  • 09:14
綿生地の手ぬぐい制作を再開しました。
今回、以前よりずっと綿ぼこりの少ない生地を入手する事が出来たからです。
それに合わせて新たなキャラクターを登場させます。
「小鬼ちゃん」です。
こちらは「昔話小鬼」
浦島太郎や桃太郎、牛若など。
一部を拡大すると。
こちらは一寸法師。
「遊び小鬼」。
手毬や羽根つき、独楽回しなど。
だるま落としですね。
こちらは「宝尽くし小鬼」
宝珠や隠れ蓑など。
打出の小槌を持っています。
そしてこちらは「京野菜小鬼」
丹波栗や慈姑くわい、鹿ケ谷南瓜など。
こちらは賀茂茄子。
もともと帯の新柄で描いた小鬼があまりに可愛かったのでシリーズにして手ぬぐいに。
もちろん帯用に描き直す事も出来ます。
綿布の手ぬぐいの価格は850円です。
昨日から販売を開始しました。

蝋タタキとダンマルの小紋

  • 2019.03.02 Saturday
  • 06:32

着物通の方なら大抵の方がご存知な「蝋タタキ」

色んな場面で使われてきました。

人間国宝の着物でも。

しかし、最近は見る事も聞く事もほとんど無くなりました。

 

最も早く使われた「蝋タタキ」は平刷毛に溶けた蝋を浸して木の棒に叩きつけて粒状の蝋を生地に振りまくもの。

蝋タタキはそんな光景から名前が付いたのだと思います。

今回ご覧いただくのは刷毛による蝋タタキから進化したエアガンによる蝋タタキです。

お手持ちの紬の生地に「星空の様な」という注文で普通の蝋タタキより少なめにしています。

拡大すると。

蝋タタキは準備と片付けに時間がかかるので専門の工房と職人さんがいました。

今回は久しぶりに我が工房で。

地染めは蝋タタキ専用の刷毛と専用の染め方が必要、ちょっと無理を聞いてもらいました。

 

こちらは「ダンマル」の縞更紗。

ダンマルはローケツの一種ではありますが、使用するのは揮発で溶かした木のヤニ。

蝋は上のタタキの様にはっきりと防染して白く上がりますが「ダンマル」はボヤーとボケて上がります。

蝋より防染力が弱いのです。

なので上がりはソフト。

下絵代りに縞更紗を薄くプリントしてダンマルを筆描きしました。

その上から地染め、ダンマルを落として、ふんわり被った上がりにもう一度上から地染めしたもの。

工程の多さはいうまでもありませんが、その分しっかり味わい深い上がりになりました。

拡大です。

生地に地紋もあるのでより味わいが出ました。

無地なら古代縮緬に味わいがあります。

 

生地代は別として蝋タタキは三万円程度で上がりますが、ダンマルの縞更紗は七万円程度の染加工代となりそうです。

 

お問合せ

http://some-u.com/contact/

 

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