京町家 染工房 遊 遊そぞろ・blogのページです。メインコンテンツにジャンプします。

遊そぞろ

京町家 染工房 遊のブログ

あなただけの一枚をつくってみませんか?お気に入りの一枚を染工房 遊がおてつだいします。京町家 染工房 遊

<< July 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

ここからメインコンテンツです。

遊そぞろ遊そぞろ

初着に描き疋田

工房では初着や三つ詣り等、お子様の着物をご注文を頂く事がよくあります。

今回はその初着に最近では珍しい「描き疋田」を使ったので詳しくご紹介します。

 

疋田は鹿の子絞りで大変な手間を掛けて表現するものですが、簡易に型紙を使い「摺」や「写し糊」を使う事が多くなりました。

型を使っても大変な作業には違いありませんが、今回は小さな疋田を表現するのに素描を使っています。

 

先ず初着の袖の部分を御覧下さい。

右袖で友禅彩色は既に終わって描き疋田に取り掛かっている所。

左側檜扇の上にある橘の一番上が仕上がった描き疋田です。

 

これから手元だけ御覧下さい。

下から光を当て疋田の草稿図案を写しているので、出来上がっている様ですが手前左側のほんの少しだけ進んだ所です。

 

こちらは別の場所。

「面相」という細密な顔の造作を描く為の筆を使っています。

こちらは取りかかったばかり。

その右側に仕上がった橘が見えます。

目消しで柄の縁と糸目の線の部分を塗り潰してあります。

 

中途まで出来た場面。

この写真であれば糸目の線が見えます。

その糸目の線を除去すると白く線が浮かび上がるのです。

 

これは又別の部分。

橘の葉の先だけ残っているのが分かると思います。

 

数少ないのですが、この描き疋田を専門に行なう職人さんが居た時代もありました。

遠い昔ですが。

 

今は余りお目に掛からない「描き疋田」でした。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

和手ぬぐいを絞りました

綿の和手ぬぐいを久しぶりに染めました。

絞りです。

染めは小さな工房では大変難しいという「反応染料」を使っています。

一枚の仕上りがこちら。

大きさは長さが約90cm、巾は30cm。

900円で数枚臨時で販売しています。

 

拡大すると。

 

他の色では。

 

 

一般的な綿のタオル等大工場で染められるのが「反応染料」

焼けずに洗濯しても落ちないのはこの染料で染めているからです。

 

着物でも使う事の出来る「直接染料」でも綿は染まりますが、耐光性が弱く洗うと薄くなる事が多めです。

 

着物の染めに使う酸性染料は蒸しで少し濃くなったり発色して派手になったりします。

 

染め上がった時と空気との反応で全く違う色になるので、見ていて楽しい面も。

その上、この反応染料では着物の色抜きに使う薬品も使うという離れ業も。

 

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

遊にゃんと遊ワンのボトルカバー

手作り小物の新作が出来ました。

必要は発明の母と言いますが、勿論そんな大げさではなく必要があって制作したものです。

 

お馴染みのペットボトルはリサイクルされますが、マグボトルは飲物を保温する為の道具でずっと使える必需品です。

左は家内が探し求めてやっと見つけた200ccのマグボトル、右は一番一般的な350ccのマグボトルです。

ちょっと持って歩くにはこの形は不便。

そこで考えたのがボトルカバー。

500ccのマグボトルまで入る大きさで作りました。

 

遊ワンのボトルカバー。

一番右でも分かる様に襠も作ってあります。

 

こちらは遊にゃんのボトルカバー。

 

勿論全て一つずつ手描き。

生地は帆布。

袋部分の巾は約14cm、縦が約22cm、紐の長さは約13cmで500ccのマグボトルが入る大きさになっています。

 

1,200円で販売を開始しました。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

猫シルエットの帯揚げ

先日、無地の帯揚げの特別販売をしましたが、そのお客様から特別な注文を頂きました。

 

猫のシルエットです。

帯揚げは前から見てもほんの少ししか見えませんが、後に回ると大きく広がる所があります。

帯の太鼓の後側から覗いた所。

前に回ると急に細くなってしまいます。

それを考えて配置しました。

右の威嚇猫と左の後姿の猫の間に帯の太鼓が入ります。

 

生地は丹後で織った古代縮緬。

金糸目に彩色した手描友禅で仕上げています。

 

猫ちゃんは様になりますね。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

初夏用水玉帯揚げ新作です

今の季節にピッタリの水玉の帯揚げが出来ました。

上から藤鼠(少し青紫味の鼠)、鶸若菜(黄緑系)、勿忘草(薄青色)、藤色、撫子色(ピンク)で地色は全て生地白です。

全体に実物は写真より薄めです。

 

生地は丹後の古代縮緬。

価格は4,800円。

送料は1枚だと定形外郵便で140円です。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

誰の着物かな?

工房では普通の着物を手描友禅で染める事が最も多いのですが、変わった染の依頼もよくあります。

最近では般若の額裏(男性羽織の裏)など。

今回は文字と絵。

 

完成間近なんですがその工程等を見て頂きます。

着用された時、その姿をを見る方も多いかも知れません。

 

先ず文字図案の一部。

背中に大きな一文字ですが、その左肩の一部。

ご想像下さい。

 

上前の方はこんな風に仕上がります。

何か分かりますか?

もう少し進んで。

もうお分かりでしょう。

手前は上前、着物の裾正面、向う側が左後になります。

 

もう少し前へ。

 

大分仕上がりました。

背の文字は黄色に染め、現在箔の加工に入っています。

 

お好きな方は着姿を見つける事が出来るかも知れません。

これからの人です。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

無地の帯揚げ:特別提供ほぼ完売しました

先日来無地の帯揚げの特別提供を掲載していました。

十色各二枚染め、ご注文の重なった色を在庫の生地で染める事にしました。

その在庫も残り少なくなったので今回の販売を終了致します。

 

沢山のご注文有難うございました。

 

生地は4:6に織り分けられた紋意匠。

木目(うどん縞)と吹雪、写真下の方で地紋が浮き上がっています。

引き染で染め上げました。

 

価格は1,080円。

上から何枚目かを番号で記しました。

送料は1枚だと定形外郵便で140円、2枚で205円となります。

 

画面やソフトで色が実物と違って見える事もあります。

早くご注文頂いた方が優先となりますので、売切れの際はご容赦願います。

小さな織り傷は価格上ご容赦頂きますが、色がお気に召されない場合、送料お客様負担で三日以内にご返送頂ければ返品出来ます。

 

それではよろしくお願い申し上げます。

有難うございました。

 

染工房 遊

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

絹;春色のスカーフが出来ました

京都は桜が満開に。

工房でも春色の新作が出来ました。

紫外線除けに軽くて絹の肌触りは抜群です。

 

スカーフ専用に織られた丹後縮緬、肌触り抜群のペイズリー地紋の生地を染めました。

斜めに手描きでそれぞれ各一枚のみ、五配色で。

 

例えばこちら。

生地端は抜き房で。

 

こちらは少し緩やかなカーブに。

 

大きさは巾が約45cm、長さは約160cmでこれを首に巻くとこんな風になります。

 

ご配色揃えると。

 

4,800円とお買い求め安くしました。

それぞれ一枚のみの販売となります。

お時間が許せば追加のご注文も賜りますので、お問い合わせのページやお電話でお願い致します。

 

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

超可愛い半幅帯ができました

七つ参りの際に十三参りの着物を制作、揚げを上手くして着付するお客様が可成り居られます。

体型の違いは当然なんですがそこは魔法の衣である着物。

責任を押し付ける様ですが、着付師の腕の見せ所でもあります。

そんなお客様のお孫様がご本人なんですが、着物大好き。

その上に日本舞踊も。

化繊の着物も仕立てましたが、工房の振袖も揚げをして仕立てています。

しかし、化繊はまとわりついて踊りがし難いとのたまうそうです。

 

今回そんなお孫様に作ろうとされたのが半幅帯。

両面の手先、右巻きでも左巻きでも前に柄が出る様にしました。

彩色の場面がこちら。

向う側に見えるのが手先の柄、そして片側四つずつ柄があるのが前になります。

「こっぽりに小兎」です。

前に二つのこっぽりと小兎出る様に。

地色は深みの赤と黒に近い黒鼠。

蝋で堰をして二回染め替えをして地染めするので地染めだけでも可成り手間の掛かった帯です。

 

彩色の反対側から撮影すると。

こちらも向う側に反対の手先が見えます。

 

気分次第で前を四回変更出来るという訳。

 

彩色の拡大。

糸目は金。

一般には使われないのですが、お洒落さは上がる手法です。

 

仕立て上がるとこんな風になりました。

この帯を締めて踊る着姿を見たいものです。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

猫写楽

今や猫はペットとして大人気ですが、工房では「遊にゃん」と称してトートバッグやポーチを制作しています。

 

片や浮世絵師の写楽は人物像が不明ながら独特のモチーフが人気となっています。

その中でも一番知られているのがこちら。

役者名は大谷鬼次、演じるのは奴江戸兵衛と言われていますが、知っている人は余り居ません。

この浮世絵を猫ちゃんで表現した帯を制作しました。

 

中途からご覧下さい。

図柄を蝋で白抜きし下絵が済んでいます。

前は既に仕上がり済。

 

徐々に描き上がります。

使うのは顔料。

 

髪の毛も精細に。

 

染め上がった帯、前から。

遊小紋「江戸の粋」の図柄から流用しました。

 

こちらは太鼓。

 

ところでこちらは何だと思いますか?

同じ猫写楽で帯に続いて染め上げました。

上は帯なので普通の染料で地染めしていますが、こちらの地染めは反応染料。

引き染で地染めする所は聞いた事が無いので珍しいとはおもいます。

全く染の工程や助材が違うので同じ様に染めるのは難しい染め方です。

1尺5分の生地の真ん中に柄置きしています。

 

反応染料は耐光性が非常に強いので服飾関係では当然の様につかわれていますが、手描友禅では皆無だと思われます。

手軽に色合わせが出来ない、条件で発色が変わる等不便さが際立っているからでしょう。

 

この生地は三角に裁断してあるものを作る予定。

出来上がったらご紹介します。

お楽しみに。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

| 1/51PAGES | >>