疫病退散・招福祈願トートバッグ

  • 2020.03.29 Sunday
  • 06:32

 

目力で悪人を退散させる「隈取り」は病魔をも退散させる力を秘めています。

「宝尽くし」はその努力へのご褒美。

一日も早い立ち直りの願いを込めてトートバッグを作りました。

 

隈取りその一。

 

隈取りその二。

 

宝尽くしその一。

 

宝尽くしその二。

それぞれ左右で裏表。

制作はそれぞれ一つだけ。

 

素描友禅で仕上。

大きさは巾が約35センチ、立ては約37,5センチ。

分厚めの帆布を使用、内ポケットが付いています。

価格は3,000円です。

こんな暖簾が

  • 2020.03.09 Monday
  • 08:46

先日、手描で綿生地や麻の生地を使って暖簾を制作しました。

こちらのブログで紹介しています。

その後お客様から正絹の生地を使った暖簾はとても触れると心地良いというお話をお聞きしたのです。

 

そこで思い出したのがこちらの暖簾。

十年程前に作ったきり人に見せた事も無かった暖簾です。

こちらは京都芸大出の洋画家の作品。

拡大すると。

湖畔の紅葉。

 

もう一つがこちら。

拡大すると。

北の白樺の杜。

何れも手描ローケツ。

素描やダンマルも併用しています。

 

二つとも訪問着として販売するものでしたが、強い摩擦で黒の地色が少し色落ちする事が判明し暖簾に。

暖簾として使う分には問題ありません。

大きさは巾が約155cm、長さが約145cmです。

掛ける場所があれば良いものだと思います。

 

着物として小売されていれば凄い価格であった作品ですが、暖簾にして25,000円(税、送料別)で販売致します。

ハリネズミの染帯

  • 2020.02.29 Saturday
  • 06:48

先日、暖簾を染めたお客様のご注文でハリネズミの帯を染めました。

頂いた資料がこちら。

ハリネズミの置物。

実はこれスマホ立て。

携帯立てがスマホに変って「ハリー」と名前を付けられたそうです。

まるで本物の様な置物、これを帯に濡れ描きでというご注文です。

 

ネズミは息子さんの干支で今年は年男。

と言ってもハリネズミはネズミの一種ではないとか。

それでもネズミ繋がりという事でのご注文。

こちらも息子が図案を描いて、染め上がった帯のお太鼓がこちら。

布団にくるまったイメージです。

前がこちら。

生地は丹後縮緬の紋意匠。

地色はほぼ空色。

 

こちらは素描しているところ、大分仕上がっています。

黒っぽい線は蒸しの高温で消える下絵。

 

今回もご注文頂いたお客様がブログアップ頂いています。

「ほばーりんぐ・とと」

波濤訪問着と椿

  • 2020.02.23 Sunday
  • 06:37

こちらで度々ご登場頂いているお客様からまた素晴らしい着姿のお写真を頂きました。

ご了解を得てお顔をぼかして掲載いたします。

初釜の際にお召しになったお家族のお写真。

お嬢様も着物姿で。

お嬢様もお顔をぼかしていますが、可愛いのが分かってしまいます。

お母様の立ち姿。

北斎の絵に出てきそうな荒波は白胡粉と金銀箔、胡粉の場所には金砂子をぼかして振っています。

図案はご希望をお聞きしてこちらで描き上げました。

上前の一部に刺繍作家による味のある刺繍が入って趣を添えています。

帯が飛来する矢というちょっと珍しい意匠。

以前、ご登場のお客様に飛来する矢の訪問着を染めさせて頂きました。

こちらのブログで着姿をご紹介した事もあります。

こちらは後姿。

身長があるので柄の天は可成り高め、両袖の前後両方に柄が入っています。

地色は黒地、留袖専門の引き染めで染めています。

 

そして最近ご着用頂いた写真がこちら。

帯は変りましたが着姿の美しさは変りません。

この時上にお召しになったのがベルベットのコート。

このコートに付けた羽裏をこちらで染めました。

上からは見えませんが。

図柄は垣根に枝椿。

配色雛形がこちら。

背中一面に柄付けしています。

垣根は金箔、くくる紐を銀箔で。

その彩色写真がこちら。

生地には藤立涌の地紋が。

立涌は縁起の良い吉祥文、立ち上る運気を象徴しています。

幸せなご家庭の一助となれます様に。

袷のショールコレクション

  • 2020.02.19 Wednesday
  • 06:38

工房では色んなショールを制作しています。

振袖をご注文頂いたお客様からお揃えのショールのご注文を頂きました。

それならと、店舗用に振袖に合わせるショールをついでに。

 

また、そのついでにこれまで制作した袷のショールの一部をご紹介します。

段にぼかし合わせたショール。

 

こちらは段に色を重ねて染め上げたショール。

 

こちらは素材が絽縮緬、ローケツで上からの浸透の差を柄にしたショール。

水面にメダカ、通好み。

 

こちらもローケツ、小さな唐花文様。

 

こちらは金友禅と摺疋田で雪輪と花びら。

 

今回振袖用に制作したのがこちら「兎の舞」

工房のホムペ「振袖」のページにある「兎の舞」に合わせて作りました。

反対側がこちら。

房は表と裏の地色の糸を混合して装着しています。

 

工房に展示の振袖「大熨斗目」に掛けてみました。

柄は違いますが色はぴったり、すっきりお洒落になりそうです。

この振袖用ショールの価格は35,000円。

色柄はお好み次第です

手描きの暖簾

  • 2020.02.13 Thursday
  • 06:46

我が工房の古き友人でお客様でもある「とんぼ様」から暖簾の注文を頂きました。

知る人ぞ知る名ブロガーで着物の伝統に精通されています。

そちらのブログがこちら「ほばーりんぐ・とと」。

古裂の収集と販売をして居られましたが、本格的な店舗を持たれる事になりました。

オープンは四月ですが店舗用の暖簾のご注文を受けての制作です。

 

幅は一間、180cmあるのでほぼ45cm幅4枚になります。

夏用は変わった麻の生地がたまたま工房にあったのでそれを使用。

図案がこちら。

文字はとんぼ様の書かれたもの、お見事です。

柳に燕、下の水面にあめんぼう、水紋とメダカを入れました。

 

制作途中。

細い線は下絵。

 

出来上がった暖簾を半分に折って写真を送って頂きました。

この生地は太い糸が織り込んであり、生地端で糸の折り返しの為ループ状の浮いた状態に。

その為、通る人に引っかかる恐れがありました。

プロの縫製屋さんはたった5mm幅で折り返して縫製、見事な仕上がりに。

 

こちらは春用、うさぎが花見で踊っている様をモチーフに。

このうさぎは工房で一番人気の図柄。

こちらは幅90cmあまりの風呂敷用の生地を使用。

綿生地なので普通なら直接染料を使いますが、耐光性は極めて貧弱。

なので一般の服飾素材に使われに使われ、化繊以外なら染まる「反応染料」を使う事に。

着物に使う布海苔などの助剤は全く使えないので、ぼかしがほぼ不可能。

それをオホン!技術でカバーします。

二人掛かりで攻めています。

桜の花びらは蝋で伏せ、文字は地色が乾いてから蝋の堰出しで。

 

蝋を落とした後、花びらとうさぎ,それに徳利やお弁当は顔料で彩色。

出来上がった暖簾のうさぎと花見弁当。

 

こちらは出来上がった暖簾を苦労して撮影、送って頂いた写真です。

四月にはこの暖簾が店頭を飾る事になります。

成長に合った十三参り着物

  • 2020.02.07 Friday
  • 06:39

お子様の踊り衣装として十三参りの着物を注文頂く方が多くいらっしゃいます。

晴れやかなので日舞にはうってつけのお衣装。

正に成長期なので、お届けしてから数年で仕立直す事も。

 

今回ご紹介するのは小学三年生の時に染めた十三参り着物が五年生になってピッタリ様になったという着姿です。

こちらは三年生の時のスナップ。

お端折の下に柄の一部が隠れています。

そして今回送って頂いた五年生になった最近の写真。

お姉ちゃんに。

着物は同じなので成長の度合いが分かります。

胸も上前もぴったり、良い配置に収まっています。

お嬢様に取ってこの着物はお気に入りだとか。

笑顔が嬉しいですね。

 

ちょっと廻って頂きました。

後ろ向きに。

柄は大小手鞠に兎さん。

地色はレモンイエロー。

生地は丹後縮緬の紋意匠。

金糸目の手描友禅です。

 

袖は長めですが使用生地は普通の着物一反分で染め上がります。

ただ、襦袢は長めの袖がネックで振袖用を使わないといけません。

 

こちらで染めた十三参りの着物を成人式に着用された方も居られます。

着物は魔法の衣、変幻自在と迄はいきませんが。

 

十三参りは小学六年生の時期に当たります。

京都から始まった習慣ですが全国に広がりつつあります。

親の子を思う気持ちは何時の時代でも受け継がれている様です。

隈取りのトートバッグ

  • 2020.01.18 Saturday
  • 07:05

猫の「遊にゃん」や犬の「遊ワン」はトートバッグとしても活躍していますが、今回は「隈取り」を描いてみました。

大きさはB4サイズ、しっかりめに物が入ります。

内ポケットも勿論。

前と後を撮影しました。

生地は帆布でしっかりしています。

 

歌舞伎の想定では青の隈取りは悪役だそうでこだわりのある方にはこちらがお好みかも。

 

隈取りはワザと手描風に荒めに描き上げています。

 

価格は3,000円。

別注を依頼される事が多いのですが、4月1日から図案を新たに描く場合は図案料として500円頂く事になりました。

よろしくお願い申し上げます。

ダンマルという手描のショール

  • 2020.01.09 Thursday
  • 06:35

漆芸や蒔絵はうるしという木のヤニを使った工芸です。

言わば樹液なんですが、その樹液の一種に「ダンマル」があります。

輸入品なんですがその元の形態はまるで「石」。

その石の様なダンマルを揮発溶剤で粘りのある液体にして「蝋」の代わりに使う染がダンマル染。

乾燥するまで時間が掛かるので手間が掛かりますが、その分仕上りが秀逸です。

 

染の基本は防染、糸目の筒描きから糊伏せ、ローケツまで図柄を形成する為の手段です。

ダンマルは描いた時の厚さの凹凸が滑らかなので染め上がりがぼかした様に柔らかくなります。

ローケツの蝋の様に一瞬にして固まらないから。

 

そんなダンマルを使ったショールが久しぶりに出来上がりました。

房は使っている主要な二色の糸を混合して装着しています。

着物に使う絹の白生地を素材に総柄で染めました。

半分に折って仕立てるので巾は約18cm、長さは150cmあまりになります。

絹でも肌触りの良い生地を選びました。

 

もう二枚がこちら。

お洒落を楽しむ男性が赤い色を好まれる事がこの所多め。

時代は変わっています。

 

価格は7,800円(税込)です。

 

そう言えば、同じく紅葉科の樹液から摂った甘味料にメープルシロップがありました。

人間は樹木の恩恵を色々受けてきたんですね。

何とも可愛い日本髪の七つ参り

  • 2019.12.20 Friday
  • 08:21

十一月は七五三のお詣りの季節。

工房のお客様から着姿のお写真を頂きました。

 

何とも可愛いのです。

お顔はぼかしていますがそれでもわかる可愛さ。

日本髪を結った着姿は日本の着物文化の宝です。

まさに着物を着た天使。

その上、意志の強さを現した見事な目力には未来の姿が浮かび上がってきます。

撮影場所でも将来の活躍が話題になったそうです。

 

この着物は四つ身、「兎踊りにこっぽり」柄。

笛を吹いたり太鼓を叩く「ウサギ」、そして舞妓さんの履物「こっぽり」を図柄にしています。

こっぽりは京都では「おこぼ」とも。

もちろん手描友禅、金糸目に彩色したもの。

大層喜んで頂きました。

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