京町家 染工房 遊 遊そぞろ・blogのページです。メインコンテンツにジャンプします。

遊そぞろ

京町家 染工房 遊のブログ

あなただけの一枚をつくってみませんか?お気に入りの一枚を染工房 遊がおてつだいします。京町家 染工房 遊

<< January 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

ここからメインコンテンツです。

遊そぞろ遊そぞろ

振袖:葵の仕上がり

工房展示用に制作していた葵の振袖、可成り遅れていたものの何とか仕上がりました。

これ迄の制作工程は過去のブログで紹介しています。

10月3日 http://blog.some-u.com/?day=20171003

10月26日 http://blog.some-u.com/?day=20171026

 

こちらの工程の後、摺疋田に取り掛かりました。

三枚型の内の一枚を使っています。

伊勢へ別注した型紙で摺り込み刷毛をつかって。

型紙をめくって色の降り具合を確認しながら。

青いフィルムは極細のナイフでカットして。

型紙の上に置いているのはしっかり重目の手製の文鎮。

三枚摺り終わると。

 

この後、柄の縁の白目を塗り潰す「目消し」

極細の「面相」という筆を使います。

可成りの手間が掛かりますが、これが入ると質感がグッと上がります。

手前には既に目消しの終わった部分も。

目消しが終わると彩色工程が全て終了。

蒸しや水元(川で水洗い)や湯伸し、柔軟加工を経て染め上がりになります。

 

以前は数えきれない程振袖を染めましたが、箔を入れる事は殆どありませんでした。

しかし、お客様の注文で入れ始めるとこれが病み付き、なかなか良いもんです。

入れた袖部分。

小さめの「ちぎり箔」で金と銀を使っています。

 

仮絵羽(仮縫い)した出来上がりです。

ブルーの裾に地色は紫紺。

この地色は初めて染めたもの。

使用生地は濱縮緬、南久さんの「雲影」で色の深みが秀逸なのが特徴です。

工房にお越し頂ければ、現在展示しています。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

13参り着物、手鞠柄の着姿

京都の嵐山にある虚空蔵法輪寺へ成人の仲間入りを祝って、数え歳13になった時お参りするのが「十三参り」の始まりだと言われています。

七五三程全国的に広まった訳ではありませんが、徐々にお詣りする地方が増えてきているそうです。

 

今回ご紹介するお嬢様は日本舞踊の発表会で使いたいとの事で、工房の13参りの着物をご注文頂きました。

その練習の際の着姿がこちら。

喜んで頂いたのはぼかした写真のお顔でも分かります。

図柄は大小の手鞠に小さな兎が戯れている場面を。

 

磨き抜かれた床が立派な道場らしさを物語っています。

後姿がこちら。

 

そしてこのお正月に着用された着姿がこちら。

おばあさまの着付だそうです。

まあなんと可愛い事!!

工房の皆で大騒ぎでした。

 

表で撮影された写真がこちら。

成長の真最中の着物なので、お身体が大きくなっても融通が効く様に揚げや柄付けを考慮しています。

 

お客様からブログ掲載の許可を頂きました。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

二色のショール:お年玉セール

工房では1月31日まで、二色で染めるショールを特別価格でご注文頂けます。

 

お好みの色に染めた二枚の着物生地を使用。

ほぼ7:3程度に縫い合わせています。

勿論、裏生地もいっしょで正絹。

房の糸は表の二色に合わせて混合。

 

工房の人形が着用すると。

逆になると。

 

希望される色は広い方と狭い方の二色。

和色大辞典」からお選び頂きます。

 

巾は約56cm、長さは房を除いて約158cm。

ショールは広過ぎても狭過ぎても長過ぎても短過ぎても使い難いものです。

着物でもそれ以外でも最適ではないかという大きさを選びました。

 

使用生地二枚はお任せも可能ですが、生地写真をお送りして選んで頂く事も可能です。

その場合はスマホは写真が届き難いので、パソコンのメルアドをお知らせ願います。

二枚の生地の地紋や種類を変えると変化が出ます。

ラメ入りの生地もご用意。

裏は上の写真にあるどんな色にも良く似合う金茶になります。
 

価格は特別価格の1万5千円。

お問合せやご注文はホムペの「お問合せ」のページからお願い致します。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

ダンマルと言う名のローケツ

冬になると活躍するが羽織や道行コート。

そんな上っ張りの一つ、着物型道中着を着用頂いたお客様がご来店。

ダンマルと言うローケツの一種です。

まず着姿を。

ダンマルと言うのは木の脂(ヤニ)の一種で採取されたものは石の様に硬い固形。

それを溶剤で柔らかくし筆で描ける程薄めます。

蝋は熱で溶かして筆書きしますが。

 

上から染め付けると染料が浸透しますが蝋やダンマルの置いた厚さで防染力が変化。

浸透する染まり方にムラやグラデーションが出来ます。

これがローケツの味。

蝋やダンマルは手描したままの世界が見えるのです。

この重厚な魅力を知らない方の多い事。

 

後姿です。

蝋は種類にも寄りますが、防染力が高めなのでこの味は出ません。

ダンマルは柔らかなグラデーションを伴ったソフトな仕上がりが魅力。

通だからこそ知って欲しい手描の魅力です。

 

お客様のご了解を得たので公開しています。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

絹のめがね入れを作りました

以前試作しためがね入れを紹介した事があります。

ずっと自分用に使っているのですが、嵩張らずとても使い易いので店頭でも販売出来る様に制作しました。

表裏に絹を使用、図柄は手描では高くつき過ぎるのでプリントで。

すべて工房オリジナルの絵と北斎の肉筆画を使いました。

更紗系の図柄が多めです。

裏に付けた絹は矢張り最高の素材、長く使っても重文レンズを保護してくれています。

小紋柄とフクロウも。

フクロウの裏側は後ろ向きにしています。

こちらから北斎の絵。

羅漢と鍾馗騎獅、肉筆画です。

 

最後に面白い絵も。

左は釣り狐に似た法衣姿の狐、右は現存する数少ない北斎百物語の中から「こはだ平次」

北斎の肉筆画で他に作ったものは「大黒天に二股大根」「龍」「雷神」等がありますが、こちらはご来店のお客様のご予約で販売済みに。

機会があれば制作します。

大きさは縦が約17.5cm、巾は約7cm。

価格は950円です。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

ご夫婦で兎踊り

先日、お客様から着姿のお写真を頂きました。

ご了解を得たのでご紹介致します。

奥様のお着物は明るい青磁色の遊小紋、兎踊り模様。
ご主人様のネクタイを御覧下さい。


こちらも藍色系の兎踊り模様です。

 

仲の良いご夫婦で、ご主人様は奥様の着物姿をこよなく愛されている様子。


鏡に映った後姿から図柄が見えます。

 

こちらの写真は専門家が撮影されたもの。
着物はどちらから写しても兎が見えますが、ネクタイの兎を上手く見せる様に工夫されて撮影されたのが分かります。

緋色の背景に奥様。

そしてご夫婦一緒に。

 

つい先日、ご夫婦揃って工房へお越し頂きまた面白い着物をご注文頂いています。
出来上がって又着姿をご披露出来れば良いですね。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

遊にゃんのサンタクロース行灯

京都は紅葉が最高潮。

観光客の数もピークを迎えました。

工房の行灯は季節の先取り。

遊にゃんのサンタクロース、クリスマス行灯です。

飛行機からプレゼントを放出中。

貴方にも届きます様に。

 

夜行灯は。

工房の前を歩く観光客の方はこの行灯を入れて自撮りする方が多め。

表が騒がしい時はこの行灯が原因みたい。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

この家紋名前が分かりますか?解答編

小銭入れという名前で小さな巾着を作っています。

家紋をモチーフにしたものですが、今回制作したのは余り知られていない家紋が多めです。

さてこちらに使われた家紋名が分かりますかな?

すべて家紋帳に掲載されています。

こちらの家紋名は左から「鬼兜」普通の武将の兜に混じって異質で見事な造形です。

真ん中は見た目そのまま「月兎」月に兎が住む伝承が素材に。

右は「有職鳳凰」有職文様に使われた鳳凰とされていますが、この形は見つかりません。

 

 

こちらの左は「平角雨龍」

平角は四角い形を表しますが、虫の様な顔は龍には見えません。

しかし、本物の龍になる前の未熟な龍。

着物の意匠になる事は殆どないのですが、この雨龍を絞りで表現した男物襦袢をお客様がお持ちでした。

その横は「蝶車」

6枚の蝶の羽で構成、付下の図案に使った事があります。

一番右は「夕浪兎」

謡曲「竹生島」で琵琶湖の竹生島に渡る舟から波間に映る月がゆらめき、浪に月の兎が戯れて見えるという故事。

 

こちらの一番左は「後向三疋兎」

モダン過ぎて家紋にないのではと思われる程素敵なデザインです。

真ん中は「丸に老松笠」

まつぼっくりを描いたものだと思います。

一番右は「浪輪に陰千鳥」

千鳥はその名の通り群れを作って飛ぶ身近な鳥だったので、本来の姿から全く形を変えた珍しい意匠に。

 

家紋は意匠デザインの宝庫です。

次回の制作でも変った家紋をモチーフにしたいと思っています。

 

紐を引っ張ってぐるぐる巻き付け爪を差し込んで止めます。

表裏とも正絹。

950円で発売中です。

 

 

 

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

洛趣会の帰り道に

先日、お客様が洛趣会からの帰り道お立ち寄り下さいました。

 

「洛趣会」とは京都の色んな老舗が集まって毎年11月3日4日に開催される言わば見本市の様な催事。

毎年開催される場所が変り、今年は黒谷さん金戒光明寺でした。

この老舗と言われる中には呉服の小売店や問屋さん、染屋さんに西陣織の着物関係だけでなく、寿司屋、蕎麦屋、料理屋、京人形、扇子、風呂敷、和菓子、お茶と茶道具、お香に時計屋さんまで。

「お売りしません、お誉め下さい」というコンセプトで今年は八十五回を迎えたそうです。

 

確か、入場の為の招待券にはお蕎麦券やお茶席券が同封されていたと思います。

そんな洛趣会で「沢山のお誉めの言葉を頂き、着物に対して注視の目を感じました」と仰るお客様が帰り道に工房に立ち寄って下さったのです。

 

洛趣会で。

本物の紅葉にはまだ早かったと思います。

金箔の光悦垣に枝菊、肩周りは金箔の霞に紅葉。

 

そして工房の店頭で。

お誂えでないと存在しないだろうという、お客様こだわりの色使いです。

菊に使ったブルーの配色には濃淡に何色も使っている事を会場でご指摘頂いたとか。

流石に老舗の集まりに来られる方の目は肥えていると思いました。

 

こちらは後姿。

こちらのお客様は着姿をわざわざ見せに来て頂く事が何回も。

公開も許可頂いて頂いているのでこのブログではお馴染みかも知れません。

 

着物って良いですね。

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

はんなり半襟

白以外の半襟はお洒落を楽しむアイテムで凝ったものが沢山あります。

個性を楽しまれる方には選択するのが楽しいものです。

 

しかし、ほんの少しのお洒落を楽しむ方も居られると思います。

左襟にだけ、ほんわりとした柄を入れた「はんなり半襟」を作ってみました。

撮影うまく出来ていませんがご覧下さい。

 

生成り色に見えますが、白地のシルエット猫。

左は薄鼠、右は藤鼠。

地紋は紗綾形に牡丹。

 

こちらも白地のうさぎ。

左側は薄紫、右側は水色系のうす鼠です。

地紋は同じく紗綾形に牡丹。

 

こちらは雪輪と源氏香。

源氏香の上と下は輪郭線だけ真ん中に薄緑、雪輪は薄紫など。

実物はもう少し薄めです。

源氏香は桜鼠地、源氏香は黄味の砂色。

生地は疋田の地紋。

 

こちらは珍しいピーマンと鈴。

ピーマンは白地、鈴は写真より綺麗で薄い瓶覗き(薄い青緑)

両方とも多色で色づけしていますが、淡くて主張し過ぎません。

地紋は石ころ並び。

 

価格は1,200円です。

 

 

 

染遊々 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

| 1/53PAGES | >>