祇園祭の山鉾を見に

  • 2019.07.16 Tuesday
  • 08:04

祇園祭と定休日が少しのズレで重なったので山鉾を見に行ってきました。

夕方から鉾周辺の大通りも歩行者天国になります。

風情は最高なんですがその大通を人が埋め尽くすので人通りの少ない昼間に。

「山」は松の木を建てた山車、鉾は屋根に高くそびえる「剣」をかざした山車と言えます。

剣の代わりにそれぞれの鉾に因んだ装飾品を飾っています。

例外として傘鉾はお公家さんの道中に使う様な艶やかな装飾傘。

 

初めに行ったのは「山伏山」

天気が悪いので前掛けや見送りはまだ掛かっていません。

御神体は傾いた八坂の塔を法力で戻したという浄蔵貴所の像。

山伏信仰の聖所「大峰山」に入る様を表しているそうです。

直ぐ横の町家に二階からこちらを見下ろしていました。

丁度、聖護院の山伏によるお火焚きの拝礼の最中、読経中。

初めて見る事ができました。

 

こちらは菊水鉾。

この通りは「室町通」。

京都で室町というと呉服問屋さんの事を言います。

荷物の集配で毎日大渋滞だった通りですが、今はマンションが乱立しています。

こちらの看板は老舗の大問屋さん。

修業時代、何度か納品に行った事があります。

 

四条通に出ると「函谷鉾」。

右手前は「ちまき」の旗。

粽を買って鉾に登る事にしました。

鉾に登るのは何十年ぶりです。

鉾が掛かっている建物の二階に前掛けがありました。

右が16世紀のゴブラン織で重要文化財、左は緞帳制作で有名な川島織物さん制作の復元品。

通路を渡ります。

四条通を上から。

この通りが夜には人で溢れます。

提灯に灯が入るので風情は最高なんですが。

鉾の中から。

沢山のカメラマンが入れ替わりに。

鉾の天井幕がこちら。

狩野探幽の原図を元に立体的な刺繍で鶴が表現されています。

気の遠くなる様な時間をかけて。

友人の刺繍職人も博多祇園祭の見送りを年々もかけて再現し続けています。

鉾を降りて下から見上げると。

ビニールは雨の気配なので仕方ありません。

購入した粽と団扇。

粽には「蘇民将来の子孫也」

須佐之男命が世話になった蘇民将来の子孫を護るという神話伝説からこの護符を付けます。

全国の八坂神社祇園社の伝統の様です。

 

こちらは船鉾。

山鉾は殆どが四角い形をしていますがこの鉾だけは特別。

船の形をしています。

前祭、山鉾巡行の最後を務めます。

出陣を現しているそうで、後祭の大船鉾も一番最後、こちらは凱旋を意味します。

船かしらの鳳凰は見事です。

後に廻ると舵も。

ビニールが無ければ見事だったと思います。

 

こちらは山の中で唯一お囃子の人が乗り込む岩戸山。

山名ので屋根の上には松の木が。

御神体はイザナギノミコト。

天の岩戸の伝説もこの山の謂れ。

上に登る事も出来ますが、後から階段を上がります。

狩野永徳の洛中洛外図にも登場しています。

直ぐ横の町家に懸装品が展示してありました。

皆川泰三作のベネチア、見送りに使います。

もう一つ展示してあったのがこちら。

もう一つの見送りが「日月龍百人唐子遊文綴錦」

 

ぐるっと廻ると「伯牙山」。

雨模様なので懸装品は傷んだものに架け替え。

直ぐ側に近畿放送のライブ会場があり、ビールも。

勿論頂きました。

 

こちらは「放下鉾」。

手前に鉾の組み立て方を展示。

釘を使わず縄でくくり付けるのが良く分かります。

 

四条通に戻って月鉾。

鉾の先は三日月です。

四条通の有力者の後援がうなづける鉾。

下から見上げるとその豪華さが分かります。

今夜は宵山。

雨が降らなければ大勢の人で溢れる事に。

京都のそぞろ歩き情報 鉾が建ち始めました 7/12更新

  • 2019.07.12 Friday
  • 07:01

梅雨本番になっています。

小雨な梅雨でしたが昨日しっかり降って今日は回復する様です。

 

 

祇園祭では鉾建てが始まっています。

12日は鉾曵き始めがあります。

山鉾の地図も掲載。

疫病退散を願ったお祭りが始まりで、穏やかなお祭りなので心を癒しにどうぞお越し下さい。

 

染工房 遊はご来店をお待ちしています。

七月の定休日:14日15日16日22日23日29日30日
臨時休業になる事もあり、ご来店の際は事前のご連絡をお願い致します。
お客様が重なると十分なご説明が出来ない場合があります。

工房の定休日にご来店頂く場合、前もって連絡頂ければご相談させて頂きます。

 

祇園祭 令和元年七月

〜14日 前祭 山鉾建て 山は12日から

12日午後 前祭 鉾曵き始め 函谷鉾、鶏鉾、月鉾、菊水鉾、長刀鉾

13日午後 前祭 鉾曵き始め 放下鉾、岩戸山、船鉾

13日11:00~ 長刀鉾稚児社参 八坂神社 騎馬で

13日14:00~ 久世駒形稚児社参 八坂神社

14日〜16日夜 前祭屏風祭 各鉾町の町家:家宝の屏風道具展示 一部有料有料

15日15:00~ 伝統芸能奉納 八坂神社 今様、琵琶、地唄舞、尺八など

15日夜 前祭 宵々山 駒形提灯に火、祇園囃子が各鉾から 露店多数 四条通歩行者天国

15日〜17日 いけばな展 四条通の有志店前

16日9:00~ 献茶祭 八坂神社 隔年表裏千家奉仕奉仕

16日 日和神楽 山鉾町⇄四条御旅所 囃子のある各鉾町

16日夜 前祭 宵山 駒形提灯に火、祇園囃子が各鉾から 露店多数 四条通歩行者天国

17日9:00~ 前祭 山鉾巡行

前祭山鉾地図

17日18:00~ 神幸祭 三基の神輿 八坂神社→四条御旅所 石段下でそろい踏み

18日〜21日 後祭 山鉾建て

20日15:00~ 後祭 鉾曵き始め

21日〜23日 後祭宵山 露店、歩行者天国なしなし

23日9:00~ 煎茶献茶祭 八坂神社

23日13:00~ 琵琶奉納 八坂神社能舞台

24日10~12:00 花傘巡行 八坂神社⇄市役所

24日9:30~ 後祭山鉾巡行 

後祭山鉾地図

24日17:00~ 還幸祭 三基の神輿 四条御旅所→八坂神社

25日11:00~ 狂言奉納 茂山忠三郎

28日18:00~ 神輿洗 四条大橋

29日16:00~ 神事済奉告祭 八坂神社

31日10:00~ 疫神社夏越祭 八坂神社 大茅の輪くぐり

 

無鄰菴:着物教室 075-771-3909

8月7日 8月26日 14〜16:00  料金2500円

浴衣の着方と帯結び ホムペ

 

京の夏の旅 文化財特別公開 〜9月30日

一カ所:600円〜1000円

上賀茂神社:本殿、権殿(両方国宝)御神宝

下鴨神社:本殿(国宝)、大炊殿(重文)

仁和寺:金堂(国宝)、経蔵(重文)

仁和寺:観音堂(重文)

藤野家住宅:数寄屋風町家(国登録有形文化財)・・靴下着用

旧湯本家住宅:歴史家・湯本文彦の住まいの茶室、歴史資料など・・靴下着用

吉田家住宅:白生地問屋の店舗兼住宅(国登録有形文化財)・・靴下着用

 

梅小路七夕あそび2019:夜の公園で憩う 

8月2日(金)〜12日(月) 19~22:00

イルミネーションや行灯の光

願い事を書く短冊と笹を設置

*キッチンカーで夜のレストラン 8/3 /4 /10 /11 /12 14~21:00

*行灯制作と夜の公園探検 8/3 17:00 先着親子(子供は小学生まで)100組

 申込 7/24迄(人数、代表者氏名、電話番号、メルアド)

*笹に願い事:8/3 /4 短冊と笹を公園内8カ所に設置 無料

 七条入口、中央広場は10日〜12日も設置

*フリーライブ:芝生広場野外ステージ 8/10 16:30~  8/11 16:20~

 出演「ふらっと♭」「作人」「小倉悠吾」

*公園内施設の夜間営業延長

*浴衣姿で特典有り


花見頃 

睡蓮:妙心寺退蔵院、梅宮大社、渉成園、観修寺、大原野神社

花菖蒲:平安神宮

沙羅双樹:妙心寺東林院

桔梗:廬山寺、妙心寺退蔵院、天龍寺、東福寺 天得院

紫陽花:三千院、詩仙堂

蓮:法金剛院

半夏生:観修寺

 

『長期』休止日有り:お問合せを。(春秋:京都春秋事務局、協会:京都市観光協会 

〜7月13日 あじさい祭 三千院 700円 075-744-2531

〜7月15日 風祭り 千本ゑんま堂 本尊開扉18:30~21:00 1000円 075-462-3332

〜7月28日 トルコ至宝展 国立近代美術館 1500円 075-761-4111

〜7月28日 観蓮会 法金剛院 7~15:30 500円午前中見頃 075-461-9428

〜7月31日 祇園祭

〜9月1日 ぬめぬめワールド 京都水族館 世界最大の両生類 075-354-3130

〜9月16日 言祝ぎの美 相国寺承天閣美術館 800円 075-241-0423

〜9月23日 嵐山鵜飼 19~21:00 1800円 075-861-0302

〜9月30日 貴船の川床

〜9月30日 鴨川納涼床

〜11月30日 伏見のお濠 十石舟 55分 1200円 075-623-1030

7月13日〜8月31日 夜の水族館 京都水族館 午後8時まで延長 075-354-3130

8月1日〜18日 燈明会 高台寺 日没~21:30 600円 075-561-9966


『短期』

〜7月12日 陶器供養祭 千本釈迦堂 陶器市 075-461-5973

7月19日〜28日 御手洗祭 下鴨神社 足つけ神事 灯明300円 075-781-0010

7月20日21日 本宮祭 伏見稲荷大社 20日夜宵宮万燈神事 075-641-7331

7月21日 御田祭 松尾大社 10:00~ 謡曲 075-871-5016

7月21日22日 きゅうり封じ 神光院 1500円 075-491-4375

7月25日 寺宝虫払会 真如堂 500円 雨天中止 びわ湯無料接待 075-771-0915

7月25日 鹿ケ谷カボチャ供養 安楽寺 500円 寺宝公開 075-771-5360

7月27日 土用の丑 祈祷会 三寶寺 ほうろく灸2000円等 075-462-6540

7月28日 火渡り祭 狸谷山不動院 19:00~ 参加500円お札 075-722-0025

7月31日 茅の輪神事 御香宮神社 15:00~ 075-611-0559

7月31日〜8月1日 千日詣り 愛宕神社 愛宕山頂登山 千日分ご利益 075-861-0658

8月1日〜4日 京都国際子ども映画祭 京都文化博物館 子供600円 大人1200円 パスポート有

8月2日〜12日 京都梅小路七夕あそび 梅小路公園 19~22:00 075-280-8803

8月4日 例大祭 北野天満宮 9:00~ 075-461-0005

8月4日〜10日 京の七夕 075-222-0389

8月5日 萬灯会 醍醐寺 法要於金堂 無料 18~20:30 075-571-0002

8月7日 夏越神事 下鴨神社 無料 18:00~ 075-781-0010

8月7日〜10日 六道詣り 六道珍皇寺 6~22:00 冥土の入口 8日〜夜店 075-561-4129

8月7日〜10日 五条坂陶器祭 五条通五条大橋~東大路 若宮八幡宮例祭 075-541-1192

8月7日〜16日 お精霊迎え 送り 千本ゑんま堂 14日19時六斎念仏 075-462-3332

 

京都の伝統産業に興味のある方には「京都伝統産業 ふれあい館」がお薦め。

詳しくはホムペへ。


京のピンポイントパワースポットこちら

京のご利益
京の神社、仏閣のありがたーいご利益や、変わったご利益はこちら 

京の話題:頭髪パワースポット
御髪神社(みかみじんじゃ):日本唯一の頭髪のゆかりの神社
 日本最初の髪結職:藤原釆女亮政之を祭神、理髪職のお詣りが絶えない。
 頭髪ネタの漫才師の絵馬も。正に髪頼み。
 「トロッコ嵐山」駅北側小倉池近くにあります。 075-882-9771
金戒光明寺:「アフロ大仏」五劫思惟阿弥陀仏(石仏) 
 育毛を願う人の参拝が増加、探すのは墓地が目印
 平安神宮より北東徒歩20分程度。 075-771-2204
安井金毘羅宮:境内北部にある櫛塚 毎年9月第4月曜日「櫛まつり」
 健康な髪の毛を祈願。
 八坂神社より南南西徒歩10分 075-561-5127

京都市観光協会へのお問合せ電話:075-752-0227

京都の名所・寺社のホームページこちら

京の七福神めぐりこちら

京を守護する四神
東の蒼龍:八坂神社・維新まで祗園社と称され、和歌の神様として崇められている
西の白虎:松尾大社・神泉「亀の井」は酒の元水に使われると言う酒造の神様
南の朱雀:城南宮・王朝文化を残す行事が多く、方除の神様として崇められている
北の玄武:賀茂別雷神社かもわけいかづちじんじゃ(上賀茂神社)・源氏物語にも語られる「葵祭」
別格:平安神宮・平安京を定めた桓武天皇を祭神、大内裏を復元して創建された
この五社を巡って京の霊気をお授かり下さい。

門前名物あれこれ
鞍馬寺:山椒餅(杉々さんさん堂)075-741-2155
上賀茂神社:葵餅(神馬堂)妬きもち封じ  075-781-1377
下鴨神社:豆餅(出町ふたば) 075-231-1658
上御霊神社:唐板(水田玉雲堂) 075-414-2081
北野天満宮:長五郎餅(長五郎餅本舗)秀吉命名  075-461-1074
今宮神社:あぶり餅(かざりや) 075-491-9402
知恩寺:阿闍梨餅(満月) 075-791-4121
仏光寺:赤飯饅頭(音羽屋) 075-351-5454
壬生寺;金つば(幸福堂) 075-841-1940
三十三間堂:鰻雑炊うぞうすい(わらじや) 075-561-1290
西本願寺:松風(亀屋陸奥)本願寺の兵糧  075-371-1447
東寺:どら焼き(笹屋伊織)毎月20,21,22日のみ発売  075-371-3333
城南宮:おせきもち(おせきもち) 075-611-3078
石清水八幡宮:走井餅(やはた走井餅老舗)0120-76-0154
長岡天満宮:天神とおりゃんせ(八條茶屋)合格餅  075-953-0488

京都駅ビルに関する問合せは『駅ビルインフォメーション』075-361-4401

嵯峨野トロッコ列車 075-861-7444
保津川下り 3.900円 0771-22-5846

お寺で泊まる
西本願寺聞法会館:一般ホテル並の施設食事付きでも割安:075-342-1122
知恩院 和順会館
宿坊研究会

手描友禅の日傘:真向い兎

  • 2019.07.08 Monday
  • 08:19

先日、工房に東京のお客様にお越し頂きました。

美しいお二人は親娘、何度も着物を染めさせて頂いています。

その客様からご注文頂いたのは日傘。

昨年来制作していなかったので、お客様にお願いして公開させて頂きます。

 

ご注文頂いたのは「薄山葵」の地色で伝統的な「真向い兎」の図柄。

それを見て家内も「灰青」で作って欲しいと。

こちらは後から制作した灰青の制作中のスナップ。

仕上りの良さに家内はちょっと諦め店頭に飾る事にしました。

 

お客様にお届けした薄山葵色の日傘がこちら。

 

反対側が。

実物は地色がもう少し緑味が鮮やかです。

こちらは綿の生地を使用。

手描友禅は普通正絹を使いその日傘も制作しています。

正絹では普通、酸性染料を使うのですがそれだと耐光性に問題があるので日傘では反応染料を使っています。

綿の染に開発された反応染料はデーターの集積が必要で、一般には大工場で管理された環境で染め付けられます。

 

小さな工房の染では試行錯誤の連続でしたが、何とか思った色に染める事が出来る様に。

それでも正絹は使い慣れた着物生地ですが、綿は風呂敷の生地を使うので巾が1メーター程。

綿は安価に思えますが実は可成り手強い相手で、繊細さに使う神経と手間はこちらの勝ち。

まあまあ納得の仕上りに出来たのでお客様には喜んで頂きました。

 

価格は8,800円、図柄や色の別注もお受けしています。

祇園祭:稚児が騎馬で社参・・・工房の行灯

  • 2019.07.05 Friday
  • 06:57

宵山の風情や豪華な山鉾の巡行が祇園祭の花形ですが、メインキャラクターである長刀鉾の稚児が八坂神社に騎馬でお詣りするのも一つのクライマックスと言えます。

7月の13日土曜、午前11時に始まります。

白馬に乗り供を従えて八坂神社に詣でると正五位少将の位を授かって神の使いとなります。

 

その様を遊にゃんの行灯に。

 

夜になると。

稚児には十歳位までの男子が選ばれ、長刀鉾と養子縁組をし大安の日を選んで結納が贈られます。

二人の禿も選ばれ稚児のお供をします。

 

7月1日には八坂神社でお千度(本来本殿を千回廻る祈願)、5日には鉾の会所で舞を披露する、13日は騎馬で社参。

本番の17日は地上を歩かず強力が肩に乗せて鉾に上がります。

そしてクライマックスは四条通に張られたしめ縄を鉾の上、真ん中にいる稚児が刀で切るシーン、これより神域に入るという行事で見物客から大きな拍手が自然に沸くのです。

鉾の巡行の後八坂神社に参拝、位を返上し普通の子供に戻ります。

稚児になるのも大変なんです。

親御さん共々。

長岡天満宮へお散歩

  • 2019.07.04 Thursday
  • 07:03

JUGEMテーマ:旅行

花菖蒲は既に終了した長岡天満宮へ散歩に出かけました。

カメラが不調でまともに撮れたのは数枚、スマホでも少し撮っていたのでご覧下さい。

こちらは大きな八条ヶ池。

歩いていると大きな鯉と亀が沢山寄ってきます。

鯉への餌やりは一応禁止となっている様ですが、やっている人がいるみたい。

大昔、この池は子供達が釣りを楽しんだ所、勿論現在は禁止となっています。

小さく区切った池の淵に菖蒲などが植栽されています。

下は蓮の一団。

 

紫陽花も咲いていました。

 

咲き始めてきた蓮。

ここまでスマホで撮影、カメラの写真はピンぼけで使えませんでした。

 

こちらからはカメラが回復して撮ったもの。

長岡天満宮には「錦景苑」という紅葉を主に植栽した庭があります。

青紅葉が綺麗でした。

 

苔とお休み所。

 

八条ヶ池のど真ん中を通る参道は春の真っ赤なツツジが有名です。

その参道を渡るとこの光景。

料亭「錦水亭」茅葺きや檜肌葺きもあって風情満点。

筍の季節は大人気だそうです。

散歩に妙心寺へ

  • 2019.06.19 Wednesday
  • 06:32

定休日の昨日、散歩に妙心寺へ出かけました。

散歩と言ってもバスやJRを乗り継いで。

そんなに遠くはないのですが。

 

妙心寺は多分、京都で最も敷地面積が大きい寺院だとおもいます。

その敷地内には四十六の塔頭寺院があるのですから。

かの世界遺産「龍安寺」も飛地の塔頭寺院です。

こちらが南の入口「南総門」

 

敷地が大き過ぎて境内は趣があるとは言えない簡素な佇まい。

松が多いというだけ。

場所に寄っては昔ながらの築地塀があって時代劇に使われそうな場所もあります。

何せ広いので探す楽しみがあるので時間のある方は是非。

 

こちらは「三門」

丁度、「山門懺法」と言う行事が終わりかけていた所で、普段非公開の三門が公開。

上に人影が見え御詠歌が聞こえてきました。

境内に見える大きな建物は本山のもの、仏殿、法堂、方丈等。

 

小さめの建物は塔頭寺院ですが殆どが非公開。

公開されている塔頭の中で最も有名で手入れの行き届いた庭園がある退蔵院へ。

 

こちらは庫裡横の道、風情があります。

ここから方丈に。

方丈の前には「元信の庭」

狩野元信が作庭しました。

こちらは南側、西側は岩の砂の枯山水。

この方丈は宮本武蔵が修業した場所として知られていますが、こんな国宝も。

方丈の前に展示してありました。

勿論レプリカですが「瓢鮎図」

鮎(あゆ)と言う漢字は元は「なまず」を意味しました。

なので「ひょうねんず」と読みます。

小さな口の瓢箪で鯰を如何に捕らえるかという禅宗の問題(公案と言います)を図にしたもの。

この絵の上に京都五山の高僧31人が解答(賛)を書き添えています。

 

庭の鉢に一輪だけ蓮の花が咲き始めていました。

 

退蔵院はこちらの庭「余香苑」が有名。

入った所に陰陽の庭と大きな紅枝垂れ桜があります。

こちらは陽の庭。

右側が紅枝垂れ桜。

真下から見ると。

退蔵院を象徴する桜で毎年あちこちの新聞等に紹介されたて有名になっています。

反対側にある「陰の庭」

 

額紫陽花も咲いていました。

庭には小さな滝が三つある小川があります。

なので傾斜がついています。

上から見下ろした景色。

向うに小さく人が見えますがその上に横一線に見えるのが藤棚、手前には皐月。

四季に花が咲く様に作庭されています。

こちらは「あづまや」というか庵が。

緑が綺麗です。

 

樹木の間には「水琴窟」

聞き耳を建てる為の竹の筒が置いてあります。

しかし、近付くと小さめですが綺麗な音が聞こえてきます。

地中に埋めた壷に水滴が落ち、その音が響いて爽やかさ満喫。

 

一番奥から見上げ気味に。

そう大きくはないのですが奥行を感じさせる名園です。

茶道が禁止されていた時代に作られた「かくれ茶室」と書院は非公開でした。

 

この後妙心寺境内を散策、中に入れませんが塔頭寺院の玄関を巡りました。

こちらは「霊雲院」

まるで額縁庭園です。

 

こちらは「大通院」

 

「麟祥院」

 

「智勝院」

 

「天球院」

 

「東林院」では「沙羅の花を愛でる会」が開催中、以前ブログで紹介した事があります。

現在見頃。

塔頭は

妙心寺では写経も人気でほぼ毎日行なわれ、昨日も可成りの人が参加している様でした。

歴史がありながら簡素な境内と趣のある塔頭のアンバランスさが禅宗の極地なのかも。

菖蒲咲く勧修寺へ

  • 2019.06.12 Wednesday
  • 06:34

京都の地形は盆地ですが、その東隣に東山三十六峰を挟んで山科盆地があります。

京都市山科区ですが盆地の南側は醍醐、その昔秀吉に味方する大名の屋敷があったところです。

平安京の頃は公家の別荘地となっていました。

その山科にある、今から千百年余り前創建された勧修寺へ行ってきました。

勧修寺は「かんしゅうじ」と周辺の地名で呼ばれますが、寺名としては「かじゅうじ」と読みます。

 

門跡寺院としての風格を表す築地塀。

右側は桜並木で春は花見客が多いそうです。

 

重要文化財の書院もありますが入る事が出来ず庭園へ。

この時期緑が綺麗です。

この建物は明正殿と呼ばれる宸殿で京都御所から移築されたもの。

立派な建物ですが本殿には使われていない様です。

 

広い庭園はその昔の巨大さは失われているものの可成りのもの。

紫陽花も咲いています。

 

近づけない檜肌葺きの建物の前に異形の灯篭があります。

水戸光圀公寄進の灯篭。

その前に繁っている杉苔を大きくした様な植物は檜科の「ハイビヤクシン」と言って樹齢750年、日本一の老木です。

 

この庭には珍しい「漆」の木があって、触らない様注意書きがあります。

自然の林の様で心休まる庭園です。

左にチラッと見えるのが観音堂。

こちらの奥がそれです。

左に見えるのが「氷室の池」

平安時代には凍った氷を毎年1月2日に献上していたそうです。

その氷の厚さでその年の五穀豊穣を占ったとか。

昔この池に氷が張った言う事は矢張り寒かったんですね。

 

池の全容、遠くから。

端は切れていますが。

この南側もずっと勧修寺の敷地でしたが、秀吉の伏見街道整備の為削られたそうです。

その上、名神高速道開設時には北西部も国に召し上げられた様で災難続きであった様です。

 

池には菖蒲が満開。

向うにアオサギが二羽居ますが全部で池には四羽、鴨もいます。

菖蒲に接近。

 

こちらはアオサギ。

手前に見える水紋は大きな鯉。

バカでかいものでも口にするアオサギでも無理なのかもしれません。

 

この池の向う側が騒がしいので何事かと思うと巣の上で内輪もめみたい。

何羽ものサギが興味深いのか近付いていきます。

良く見ると巣には雛もいて三羽、右上からべつのサギが。

他にも三羽がこの近くの木にとまって様子を見ています。

何があったのでしょうね。

 

池には菖蒲の他睡蓮も。

睡蓮と緋鯉。

メダカも泳ぐ生態が豊富な池です。

 

池の中央にある築山の島や周辺に「半夏生」も。

割と珍しい植物で葉が白く変色します。

 

写真真ん中に島があります。

杜若も。

随分昔に行ったきりだったので、これほど良い庭だったとは。

 

帰りに河原町御池地下のゼストへ。

昼食の後寄ったのが「東山茶庵」

出て来る迄時間が掛かりますが、コーヒーは普通に美味。

抹茶のかき氷は濃いめの抹茶が最後まで薄まる事の無い美味しさ。

これは初めての経験。

甘いかき氷を意識する方には苦いかも。

通路の一部を仕切った店で直ぐ分かります。

伝統を進化させる帯

  • 2019.06.10 Monday
  • 09:31

伝統は進化させてこその伝統。

同じ事の繰返しの中でちょっとしたアイディアやお客様からの要望が進化させるチャンスとなります。

 

ここで紹介するのは既に幻の染となった「一珍」とローケツの進化形「チャンチン」

 

「イッチン」と呼ばれる陶芸の技法があります。

清水焼でも良く使われる「盛り上げ線」で日本伝統の「筒描き」技法が呼び名となっています。

 

友禅で普通に使われる手描友禅の糸目糊は餅米、ゴム、金なんですが、染め技法の「一珍」は小麦粉を主体に布海苔、明晩、石灰をそれぞれの工房のマル秘配分で調合したもの。

乾くと剥がれやすいので糸目を引いた場所から移動出来ません。

なので、糸目や彩色が専門化された時代に取り残されてしまいました。

 

工房ではその一珍糊に色を混ぜる事で色一珍を作り素描代わりにも使っています。

筆とは違った仕上りに。

 

チャンチンとはインドネシアのバティックで使われる極細のローケツ線。

銅で作られた象の鼻の様な器具から描かれる線は極細、筆では表現出来ない細さです。

その細い線を描きだす為に工夫して器具を制作しました。

今回は細い線ではなく点描をメインに。

 

色一珍とチャンチンローで帯を制作しました。

三柄でその一つ目。

拡大すると。

白の点描がチャンチンロー、黒は素描で他の色は色一珍。

普通の素描だと色を重ねると混濁した色になりますが、色一珍は先に置いた方が優先されます。

上の写真でご確認下さい。

 

二つ目。

拡大すると。

四角い焦茶は素描、紺はわざとかすったかの様に素描で。

白の点描と紺の中の白い線はチャンチンロー、色のギザギザは色一珍です。

 

三番目。

拡大すると。

赤茶と紺は素描、紺はかする様に。

点描がチャンチンロー。

縦の中太の短め線が色一珍です。

 

一珍の性格上濃い色には手間が掛かりますが、色はお好み次第。

工芸的な作品なので紬や小紋に最適です。

価格はお問い合わせ下さい。

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